30 August, 2006

Today's News!

今日気になったニュースをいくつか。



*米グーグルのシュミットCEO、アップルの取締役に。
ずっと前からお互いに尊重し、リスペクトし合っているように見えていたGoogleapple
しかし長い間、MacフォロワーとGoogleフォロワーの顔はなかなか一致しなかった。
でもこれで、よりお近づきになられてお互いの密着度が増えてくれるとうれしいな。
ここにNikeも加わるともはや敵ナシか。



*2016年夏季五輪 国内立候補都市は東京に決定
これは残念。
1ヶ月程度とはいえ、期間中は生活しづらくなることが目に見えているから。
福岡に決まったほうが色んな点でいいと思うんだけどな。
しかし東京に決まったことで最も恐れていることはそんなことでは無く、石原都知事が東京大改造に息巻いていること、招致都市の資格として国立霞ヶ丘競技場、国立代々木競技場が使い物にならないと発言している点だ。
サッカーを知っているヒトには分かると思うけど、国立霞ヶ丘競技場と言えばウェンブリー、マラカナンなど世界中の名スタジアムに並ぶ存在、言わば聖地。
建築を知っているヒトには分かると思うけど、国立代々木競技場と言えば戦後の日本建築を世界レベルの評価まで押し上げた丹下健三の代表作、言わば日本モダニズムの最高傑作。
一過性のお祭り(立派なスポーツの祭典であることは重々承知している)のためにこれらが無くなるくらいなら大反対だな。

あとは相変わらず物騒な事件が続いておりますな・・・。
ジョンベネちゃんの事件に関してはアメリカのいい加減さがよく分かった気がする。

今日は仕事が終わって新宿に行く用事があったから伊勢丹に行ってみた。
アンダーカバーの期間限定ゲリラショップとやらを覗きに。
あまりの行列にビックリ、ほとんどが商業目的のバイヤーなのかな?
限定ものなどは購入出来る数に制限があるからか、午前中はホームレスにまで並ばせていたらしい。
純粋に欲しくて並んでいるヒト達に失礼、何より作っているヒトにも。
こういうのもヒトのふんどしで相撲をとっているって言えるんだろうな。

あとHMVにて久しぶりに大枚をはたいた。(大したことないけど)
前に観たフィッシュマンズの映画もDVDで発売されたから購入。
なかなか充実した内容、さあ今から観よう。
写真は京王百貨店、全く新しさの感じないグラフィカルなファサード(笑)。

27 August, 2006

Mt. FUJI

08/25,26 (FRI,SAT)
金曜日、仕事を早く終わらせて、19:50新宿発のバスに乗り土曜日の昼にかけて友達6人と富士登山に行ってきた。
富士登山は20歳の頃に親父と2人で登って以来2度目。
前回は御殿場(静岡)側から登ったんだけど、今回は河口湖側吉田道(山梨側)から。
御殿場側から登るより河口湖側からのコースはなかなかハードで、思ってた以上にキツかった・・・。

富士山は登りやすいってよく聞く。
確かにそう思うけど危険な箇所はいくつかあり、女の子やお年寄りなんかは本当に気をつけたほうがいいと思う。
でもあの星空と御来光は生きているうちに1度は見たほうがいい。
前回は朝から登って天候も悪かったからどちらも見れなかった、本当に感動できます。
星空は上手く写真に撮れなくて残念だったけど、どれが何の星?あの星座はどこ?ってくらいにいっぱいで何度見ても飽きません。
自然と共存(共生)する建築、っていう表現とかあまり軽々しくつかわないほうがいいと思った。
あとは言葉で説明、表現することが必要無いので写真を中心に。
(僕のなんちゃってデジタルカメラでは表現出来ない写真はタッチンのGR DIGITALで撮った写真を借りました。)

登山前、これから待ち受ける苦難など知らずに余裕の記念撮影。


思ってた以上に登山者が多く、外国人もいっぱい。
国際交流も行ってきました(笑)。
こういう日本の名所には、外国人の姿が目立つ。
やっぱり日本と言えば「FUJIYAMA」なんだろう。
日本在住の日本人、外国人に富士登山経験の有無の調査をとると、割合としては外国人のほうが圧倒的に多い気がする。


バナナ。
このバナナが疲れていたこともあったと思うけど、めちゃくちゃ美味しかった。
5合目から登り始めて、6合目、7合目・・・とある区切りのところに売店や休憩所があるんだけど、場所によって値段が違う。(1本100〜150円くらい)

八合目を越えたあたりから頂上までまだまだ気が遠くなるくらいあるんだけど、徐々に明るくなってきて、頂上が目で確認出来るころに御来光を拝むことが出来た。

雲の向こうから光が。
Photo by タッチン

Photo by タッチン

Photo by タッチン

Photo by タッチン

Photo by タッチン
見えた!

Photo by タッチン
歓声が色んなところから聞こえた。
天国から太陽が見えるかどうか知らないけど、思い描く天国のヴィジュアルってこんな感じかも。


これは僕が撮った写真。
見てもらえれば分かるけど、同じところから撮っているのに、写ってる空の幅が狭いです。


カラフルな登山者。
アウトドアのグッズって派手な色が多いのは視認性を考慮してだと思うんだけど、これだけいると逆に友達を見分けるのは大変そう。
その点僕らは富士山をナメていたため、ほぼ普段着に近かったから見つけやすかった(笑)。
キヨシに至っては長袖のTシャツの上にベスト1枚、半パンツ。
ちなみに頂上は5℃程度・・・。


Photo by タッチン

楽しみにしていた頂上での食事。
これにはガッカリ。
讃岐人6名をバカにしているとしか思えないカレーうどん1200円。
前回も思ったけど、何を買うにも高くて困った。
ここほど需要と供給の図式が、はっきり見てとれるところもなかなか無いだろう。
皆さんも富士山に行ったときはカップラーメン(500〜600円くらい)か、ポテトチップスなどのお菓子(300〜500円くらい)を買うことをオススメします。


火口。

頂上での記念撮影。
途中はみんな疲れた顔してたけどここでは晴々としてます。
ヤマちゃんは行方不明中です。(休憩所で寝ていたらしい。)


売店や食堂、休憩所など、マチュピチュとまでは言わないけど(笑)空中都市みたいでカッコいい。


Photo by タッチン
ここでは何を撮っても絵になる。


かわいいワンコも頂上に。
この時はバッグに入ってたけどコイツは歩いて登ったのかな??


下山は雲の中に突入する感じで、なかなか楽しかった。


ポージングをするタッチン。


今回人間を撮ったものの中では一番のお気に入り。

Photo by タッチン
映画のポスターみたい。
ヤッサン(右)がいい顔してます(笑)。
背景が日常とかけ離れ過ぎていて笑える。


Photo by タッチン



人間ショーケース。


元気の残っていた僕を含めて4人、下山はかなり楽しめました。
途中からダッシュで駆け下りていたから、追い抜いたヒトや、前を歩いていたヒトはビックリしてた(笑)。
ちなみにこの4人は普段一緒にサッカーをやっている4人です。


途中うさん臭いオジサンが馬に乗せて歩くのを商売としてやってた。
馬の扱いも雑で愛情の込もってないあの感じは見ていて結構不快だったな。
しかも馬糞は処理していない(怒)。

登り始めたのが23時くらい、戻ってきたのが11時前くらいだったから約半日かかったけど、また一ついい思い出ができました。
(それにしても下山して食べたカレーは異常においしく感じたな。)
帰りはバスを乗り継ぎ新宿まで。
ヤマちゃんオススメのうどんを食べて(食い過ぎ)、帰ってきました。
写真の整理などをして20時30分頃に寝ました。

8/27 (SUN)
(夜中少し目を覚ましたけど)起きたら10時前。
半日以上寝ました。

この缶入り酸素にも助けられました。

*この缶を持っているネコは同居人。
僕はネコ占いをすると黒猫らしい。(しかも結構当たってる・・・)

ぬいぐるみつながりでコレ
ウィーンの芸術グループで「ゼラチン」というヒト達の作品らしい。
とんでもないもの作るね。

24 August, 2006

Ingo Maurer

8/19 (SAT)
先週の土曜日に東京オペラシティ アートギャラリーで行われている光の魔術師 インゴ・マウラー展を見てきました。

1ヶ月以上前から始まっていてBlogでもチェックしていたから、やっと見れたって感じです。
色んなところで見た情報により、期待値がもの凄く上がり過ぎていたこともあるけど、展覧会としての感動はそれほどでも無かった。
一部の代表的なプロダクトを除いて、時系列でただ作品が並んでいるという印象。
でもその一つ一つのモノとしての美しさはやっぱり感心させられるものがあった。
(その中でも”YaYaHo”〜2本の電気の流れるワイヤーの上に照明を自由に置くことができる〜のインスタレーションは良かった。)
大体、古い順から見ていくと時代性を感じさせたり、今となっては・・・的な印象が残るけどそれが全くない。
一貫したスタイルが初期のプロダクトから見られる。
アート作品のようにも見られるそれらはもちろん大量生産し、流通しているれっきとしたプロダクト製品。
同じ創造する行為でもプロダクトデザインがアートや建築と分かりやすく違うところは一品生産ではないこと。
どんな奇抜なアイデアからのスタートでもプロダクトとして実現させるために様々なプロセスがある。
インゴ・マウラーの作品はいい意味でそのプロセスを感じさせない、工夫とか苦労とかこだわりみたいなものはほとんど見えない。
直感的に作ったように見えるこれらの作品は、時に未完成のようにも思える。
このことがアートとの境界を曖昧にして見せているのかも。

撮影禁止だったのでこそこそ撮影した”カンパリライト”。

Blogにも出ているけど、やっぱり巨匠、いいこと言います、デザインすることで大事にしていることは?の質問に、
「人を傷つけない程度に、そして社会に迷惑をかけない程度に、ルールを破ること。新しい領域・新しい次元を発展し、作ること。挑発を受けること、与えること。」
まあ当たり前のことかも知れないけど言うヒトが言えば重みが違うってことで。

8/21 (MON)
夕方から江東区にあるイヨベ工芸社という家具メーカーにて打合せ。

三軒茶屋で現在現場進行中のマンションのロビーラウンジに置く特注ベンチのモックアップを確認した。
実はこのベンチ、プレゼンの準備をしている時に僕が簡単に大きさや形を簡単に書いたら、同じくらいのサイズ、形のものが既製品では無く、いつの間にか特注することになっていた。
もう少しちゃんと書いておけば良かったなと思うけど、まあシンプルで迫力があるから、そこそこいいモノになるんではないかと思う。
ただあまりにも時間がなくて今月末に納品しなくてはいけない、でも一発勝負では不安。

ということで大きさは半分、細かいニュアンスまで確認できるよう各部は実物と同じディテールで試作してみた、というわけ。
細かいニュアンスというのは、縫製の方法、ウレタンや綿など詰め物の量、脚の位置、ボタンの大きさ、などなど。
いつもどれだけきっちり図面を描いていても、なかなかそれだけでは上手くいかない。
イタリアなんかはマエストロと呼ばれる家具職人に任せておくと、そのヒトの感覚でかなりいいものが出来上がるっていう話は聞いたことがあるけど、日本は正直まだまだってとこなんでしょうね。

中には廃材として出されたウレタンをチップにして固めたものが入っている。
この上にスポンジなり、綿を敷いて張地を被せて出来上がりです。

8/23 (WED)
これを書いている今、日が替わってAM 0:25、プレゼンの準備に追われています。
今日は帰れません。
まあしっかり寝るつもりではいますけど。
そして今週末は人生2度目、6年振りの富士登山、楽しみではあるけど少し恐い・・・。

19 August, 2006

Summer Vacation!!!!

8/10〜15の夏休みを利用して実家のある香川へ帰省した。

8/10 (THU)
朝起きてダラダラしていたがさすがにまずいと思って荷物をまとめ、新幹線と在来線を乗り継ぎ、23時過ぎに香川へ着いた。
思った程混んでなくて良かった。
母親に迎えにきてもらってそのまま家で3時過ぎまで母親と喋って寝た。

8/11 (FRI)
6月に帰った時にはお腹の大きかった猫に会いに行った。

たまらん。
東京に住む野良猫とは違って人間に心を許しているのか、近くに行くと向こうから鳴きながら迎えにきてくれる。
お腹の大きかったお母さん猫は無事出産を終えたみたい、子猫もいっぱいで楽しかった。

夜は6月に結婚したテルの新居へ遊びに行った。
いかにも新婚夫婦といった感じのお部屋で、幸せムードたっぷりだったからこっちが照れた・・・(笑)。

8/12 (SAT)
今日は我が町最大のイベント、港祭り!
と言っても昨年以外、最近はあまり参加出来てなかったんだけど。
昨年のゲストははなわ、今年は長州小力
小さな町の割にはなかなかのセレクト。
来年は是非FUJIWARA劇団ひとりあたりをお願いします。
(どっちも万人ウケするタイプじゃないから無理か。)
もう一つの目玉である花火大会は、これまでに無いくらいしょぼくてビックリした。
しかも途中で雨が降り散々でしたね。
終わった後は後輩達も含めて野外飲み会。
田舎っていいね。

8/13 (SUN)
今日から親父も盆休み。
一緒にベンジー(愛犬)の散歩に行って、うどんを食べに行って、丸亀ボートに行った。
僕は賭けなかったけど久しぶりに行ってみて(15年振りくらい??)、とても楽しかった。
小さい時はあんなに大きかった競艇場なのに小さく感じるものですね。

その後トッピに会い、アキちゃんを迎えに行って高松へ。
これまで5年近く伸ばしっぱなしにしてた髪の毛をとうとう切ることに。
いつの間にやらこんなに伸びてたんです。

さすがに気持ち悪いわな・・・。
別にこんなに伸ばす意味も無く、ただ試してみたい髪型も無かったからこんなことに。
やっぱり切ってもらうのは5年前に切ってもらったヒトだろう、ということでfacesへ。
ここは高校生の時から行っていたところで、当時は憧れだったイームズやパントンの椅子が置いてあり、それに座れるということに惹かれて通い始めた。
(長時間座ると疲れるということも分かり勉強になった。)
たまたま切ってもらった美容師さんの名前が「藤井直子」さんだったのも何かの運命か。
切る前に「光栄やわ」って言われた。
と言ってもまだ長いんだけどね。

夜はみんなで一鶴に集合して晩メシ。
いつ食べてもうまいや。
皆さん香川に来ることがあったら、昼はうどん、夜は一鶴、これが観光客にはおすすめ。
その後トッピの家で朝までDVD鑑賞。

8/14 (MON)
今日の昼メシはまたまたうどん、今度はオカンと。
この日の夜はヤッサンの両親が経営する肉屋へ集合し、飲んだ。
ここも内部へ潜入するのは久しぶりで懐かしかったな。

8/15 (TUE)
今日も起きてまたまた親父とうどんを食べに行った。
その後ブラブラドライブ、家に戻り帰る準備をして親父に坂出駅まで送ってもらった。
改札を抜けても見えなくなるまで見送ってくれた、親父も歳をとったんだなと。
帰りも思った以上に混雑しておらず、ホッとしました。
行きも帰りも少しずつピークからずれてたみたい。

大学生になって一人暮らしをするようになり9年目(!)、帰省してこんなにのんびり、どこに行く訳でもなくゆっくり休んだのは今回が初めて。
家族と長い時間過ごして、うどんを食べて、犬や猫と遊んで・・・こんな休みもいいですね。

帰りの瀬戸大橋から見た瀬戸内海の夕日。

最後に。
ワカからのメールで気づいたんだけどdezain.netにFlickrの僕のページに載せてある青木さんの教会の写真が紹介されていてビックリ。
前日くらいに見て異常にアクセスが増えてるから、おかしいなあ?と思ってたところ。
さすがですね、dezain.net

こちらのビックリ話は全く笑えません。
東京へ帰ってくる時、トッピの家に寄る用があって、その時聞いたんだけど僕の友人の弟が現在行方不明になってます。
こんなところで言うべきことなのかどうかは迷ったのですが、少しでも多くの方に知ってもらい、少しでも早く解決すればと思い発表しました。
詳しくはヤマちゃんが立ち上げてくれたこのページにて確認して頂ければと思います。
どんな小さな情報でも結構です、また解決策についてのアドバイスなども含めて、皆さんのご意見、ご協力をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。

10 August, 2006

Alfred Hitchcock / "Rear Window"

先週観た映画のレビューを少し。
(レビューと呼べる程のものではないです、忘れないよう書き留めておきたかっただけ)
Alfred Hitchcock / アルフレッド・ヒッチコック // Rear Window / 裏窓 // 1954

以前から好きでよく観ていたけどこの映画は観たこと無かった。
実はこの映画を観るとヒッチコックのエッセンスが全て理解出来ると言われている、らしい。
このお話はケガをしてアパートで静養せざるを得なくなったカメラマンが、共有する中庭を挟んで建ついくつかのアパートを覗いているうちに色々な人間模様が分かり、やがてはある不思議な事件に気づいていくというストーリー。

出来るだけ内容については触れません。
まずは主人公の紹介から始まる。
その紹介の仕方が秀逸。
部屋にあるいくつかの小道具によりどのような職業(カメラマン)、どんな写真を撮っているかなどが分かるようになっている。
カメラはほとんど主観(主人公の)で進行して、時には主人公の視線の更に先をお客さんに見せる。
カメラがオーバードライブしていく時は気持ちよい。
この辺りの伏線の張り方は独特、しかも”すかし”が無く必ずどこかに絡んでくるので楽しい。

脇役にもしっかりとキャラ設定がありなかなか憎い。
印象的だったのは曲作りに悩む音楽家と孤独な中年女性の関係。(全くメインの事件とは関係ナシ)
映画の終盤になり曲が完成に近づく、ピアノが中庭を通して周りの住人に聞こえてくる。
あるものはその曲に恋人との時間を委ねている、一方ミス・ロンリーと(勝手に)呼ばれているその女性が部屋で自殺を図っていたが、曲が聞こえてきて自殺を思いとどまるシーン。
むやみに色んなシーンで音楽を流すのではなく、内容とリンクし成長、変化していく音楽というのはわざとらしくなく、臭くなくよい。

シーンの撮り方で気に入ったのは、アパートのどの部屋にも灯りが灯って中の様子がうかがえる時、事件の犯人の部屋だけ暗いまま。
部屋にいるのかいないのか分からなかったのだが、部屋に男がいることを確認出来たシーン。
どうしたか?遠くにある真っ暗な部屋でタバコの火の存在で在宅を示す、洒落てるね。

恋愛、ロマンスについてはヒッチコックの他の作品を通じてそうだと思うんだけどシニカル。
主人公の恋人は典型的な都会の働く女性。
ファッションの仕事に就いている。
(若き日のグレース・ケリーが演じている。最初に登場するシーンはビックリするくらいキレイ。)
主人公は戦争を撮りに、カーレースを撮りに、あらゆる厳しい条件のところに赴くカメラマン。
全く正反対な彼女は仕事を続けたい自分に向かないんじゃないかと思っている主人公。
結婚を望み、結婚すれば落ち着いてくれると思っている彼女。
映画の終盤ではその彼女がドキドキハラハラ(死語)させながらも期待以上の活躍を見せ、事件の解決に貢献。
エピローグは二人が部屋でくつろいでいるシーン。
彼が起きている間は冒険ものの小説を読んでいるが、居眠りにつくのを確認してすぐファッション雑誌を手にとる。
男女の根本的、決定的な違いを認め、むしろ受け入れているからこその描写。

ずらずらっと気に入ったディテールを書き並べたけど、メインのテーマはやはり自分と隣人との関係、隣人同士の関係、主観と客観のバランスだろう。
誰もが自分以外の存在、自分以外の人達の関係を少なからず気にしていて、その関係を見てみたいと思っていることを前提に拡大し、他者の生活まで覗き見ることを中心に進む。(客観)
映画の進行は主人公の目、主人公の持つ望遠カメラや双眼鏡の視線で進められる。(主観)
この相反する要素の絡み方がスムーズで面白い。
事件が起こることがストーリー上、大きな出来事ではあるけどそこにそれほど意味は無く、むしろそれを解いていく時に男性の思考と女性の思考の違いが如実に顕われること(多少強引ではあるけど)は裏テーマといったところか。

日本の巨匠、北野武の作品のほとんどは徹底して個人の寄りの画が無く、そして誰に感情移入するでも無く第3者の視点で客観視して観ることができるので全く違うテイストのように思えるけど、主人公の部屋の窓からアパート全体を俯瞰する画面で各部屋の様子が見えるシーンでは北野映画を思い出した。

思いつきで観た映画だったけどこういう時に名作と呼ばれるものを観て良かったな、と。
最後に、ヒッチコックのシルエットを抽象化した有名なサイン。
これ誰が作ったんだろう、かなりかっこいい。

09 August, 2006

The substantial weekend!!

先々週末、先週末となかなか充実した時間を過ごせたので忘れないうちに。

7/28 (FRI)
飲んでボーリングして朝までカラオケ。(いつものメンバー)
新宿歌舞伎町の朝を見るのは久しぶりで、少し嬉しかったな。
リキッドルームが新宿から無くなって以来かな、たぶん。


7/29 (SAT)
日曜日のサッカーに備えてタッチンと狛江からバスを乗り継ぎ、小金井にあるアキちゃん家へ向かう。
途中東八道路沿いに荒川修作の三鷹天命反転住宅が現れてたまげた。
ただ入居者はたぶんだけど、居なさそう・・・。
まあ結構高いみたいだしこれじゃあ無理も無いだろう。
ただ見学希望者は殺到していると竣工当時は聞いたことがある。
でもこのデザインじゃなかなか買うヒトはいないかもね・・・。
なんで分譲にしたんだろう。

小金井についてから駅の北口にある「Regina」って店でイタリアン。
意外に美味かった。
ちょうどお祭りで、阿波踊りを見れた。
四国人の血が騒ぐ(ウソ)。
この日はなぜかアキちゃんとの会話が弾み、朝までトーク。
将来のヴィジョンなどについて(ウソ)。
くだらない話が楽しい。

7/30 (SUN)
三鷹にある中央公園へ。
久しぶりの11人制サッカーは楽しかったけど、猛暑の中ということもありツラかった・・・。
でもまたやりたいな。
また人手が足りない時は呼んでください。
この公園、空がとっても大きく見えて気持ちがよい。

三鷹駅近辺で少し遅いランチ。
また阿波踊りに遭遇。

JR中央線沿線の各駅では高円寺を筆頭に阿波踊りをやることに決めているのだろうか。

8/5 (SAT)
土曜日なのに早起き、久しぶり。
家でダラダラするのも勿体なく思い多摩川までサイクリング。
まあ10秒で後悔したけどね。
この日は暴力的というのを通り越して殺人的に暑かった。
多摩川は家からチャリンコならすぐ。
この暑いのにヒトはいっぱい、ビービーキューうまそう。

何を血迷ったかこのまま帰るのは勿体なく思い、多摩川以上に近所にある次大夫堀公園民家園へ。
とっても近くにあるけど初めての見学。
嬉しいことに無料。
優しそうなおばちゃんたちが管理していて和みます。
おばちゃんが売っているラムネを一気に飲み干して、各住宅に潜入。

陰翳礼讃の世界がそこにはあった、と言えば大袈裟だけどいい家だ。
本来日本人は自然のものへの恩恵をうまく利用することに長けていた筈なんだよな、と気づかされる。

特別素晴らしい、という訳ではないが色んな意味でいいところです、ここは。
糸を紡いだり、藍染めをやったり、色んなカルチャースクールも実施していたのでおばあちゃん達に交ざって一度参加してみたいな。
藍染めに使う葉っぱを軒先に干していたんだけど、日除けとしても機能している、いいアイデアだな。

このまま帰ってダラダラは勿体なく思い、久しぶりに一人でDVD借りて映画鑑賞。
アルフレッド・ヒッチコックの「裏窓」。
さすが、感心するところばかりで参った。
また後日レビューします。

早起きがとんでもなく苦手だから、早起き出来たことがすごく嬉しくていつも以上にアクティブでした。
(といっても10時くらいに起きただけだけど・・・)

8/6 (SUN)
苦手な早起きをしてバスに乗り、電車に乗り、府中へ。
今日はフットサル大会。
内容はそれほど悪くなかったけど結果は・・・。
でも続けて体を動かせている影響か、だんだん動けるようになってきた。
そのあとは行きつけの調布パルコで今日はパスタ&ジェラート。
帰って仮眠をとって、フロはいって恵比寿へ。
今日は大学時代にインターンをしてたいつもの4人、その時にいた先輩方3人を集めてKata会。
久しぶりだったこともあり最初こそ緊張したが、先輩方の有り難いお気遣いもあり、終始和やかな雰囲気。
色んな楽しい話も聞けたし、何より各自状況こそ違えどチームのボスになり実戦の場で活躍しているヒトばかり。
貴重な話も色々と聞かせて頂きました。
入れ替わりの激しいこの業界、あのタイミングでこの場にいた7人が知り合えたことが何かの縁。
是非こういう集会を定期的に出来るよう、いつ呼ばれても恥ずかしくないよう、頑張らねばと思いました。