30 November, 2006

Nobody is there

明日はプレゼンなのに今日は帰れると思ってたからもの凄くカジュアルな格好。
夜、いったん家に帰りお風呂に入り着替え、また事務所へ向かう。
終電間際ということもあり、いつも利用してる駅には誰もいない。


原宿も静か・・・ラルフローレンの壁に施されたイルミネーション。


夜は堂々とウィンドウショッピングが出来るね、しないけど。
White Wallに子供用の可愛らしいブーツが飾られていた。
でも次の冬には履けなくなってると思ったら空しいね。


事務所到着、散らばるサンプルを前に意気消沈。


・3日前くらいかな、ん?って思ってたけど、本当に風邪っぽい。
 忙しい時に風邪をひくなんて集中していない証拠です(笑)。

・今J-WAVEで流れてる菊地さんカヒミ・カリィの対談。
 カヒミさんの声は喋ってるだけでとっても気持ちよい。
 歌う時のウィスパーボイスは、ほぼ地声のままなんだな、と。

これといって内容はありません、何せ今年中にブログ投稿数100を目標にしてるものですから。
忙しいならブログなんて書かなくても・・・って思われそうだけど、これはこれで結構効率アップするきっかけになるもんです。
まあ朝まで適度に余裕があるからこそなんだけど。

さあやろうか。

27 November, 2006

Miscellaneous Notes

何やら最近忙しいので写真中心に雑記。
11/24 (FRI)
事務所の近所で新ネコ発見。
おとなしい・・・。

久しぶりにアンダーカバーで冬服購入。(もちろんボーナスをアテにして。)
事務所に戻る途中、工事中に気になってよく見てた平田晃久さん設計の建物が竣工してた。
写真じゃよく分からないけど面白いです。
また明るい時に見に来よう。

晩メシはシャンティのミートボールと野菜のスープカレー。
いままで近過ぎて遠い存在だったこのお店、初めて食べたんだけどけっこう美味しくて得した気分。
僕はよりこっちのほうが好み。

マリオ。
(勢いで赤いオーバーオールを着せたけど、よく見てみるとマリオのオーバーオールは青でした。)


11/25 (SAT)
お仕事。
この楽しそうなヒトたちを見ながら出勤するのは結構酷です。

ケヤキ並木レポート第2弾。

けっこう遅くから鍋スタート。
この前HEY!HEY!HEY!で平野レミがやってた明太子鍋、結構なお味でした。

朝帰り。

朝帰り。

11/26 (SUN)
今日は何にもしていない。
晩メシはタッチンに青椒肉絲を作ってもらった、美味しかった。
(あまりに腹減ってて写真を撮るの忘れてた、ガーン・・・。)

内容が全くない・・・。

el croquis最新号は面白そう、お金置いとかないと。

23 November, 2006

DETROIT METAL CITY


久しぶりにくだらないマンガを読んだ(笑)。
色んなところで噂は聞いていた「デトロイト・メタル・シティ」
くだらないってのは決してけなしてるんじゃなくて、いい意味。
同時期に読んだ「リアル」最新刊とは重みが全く違う(笑)。
クラウザーさん最高。
こういう哀愁のあるちょっと悲しい感じがやっぱり一番面白いのかも知れない。
内容は小学生が読んでも笑えるくらいのレベル。
でも連載しているのは青年誌のヤングアニマル
出てくる言葉に多少卑猥なものもあるけどそれが無ければ全然そのまま少年誌でいけるくらい。
結局男はこういうくだらないものがずっと好きなんだろうな。
(読んでると昔少年ジャンプで連載してた変態仮面を思い出します。)
続きがこれほど気にならないマンガも珍しいけど、3巻が出るのが待ち遠しいです。

21 November, 2006

Power Mac G5


事務所で使っていた外付けHDが壊れそうだったので、ヨドバシで内蔵HD(500GB)を購入し、今日Macに入れてみた。
これが出来るところがこのドカベンみたいなマシンの数少ないメリット。
(外付けって出来るだけやりたくない。)
中はこんな感じなんだけど、あまりに色んなものがきれいに納まっていてちょっとした感動。
しかもこのモデルは水冷式だったから中には水も流れている!(笑)
建築やインテリアの作品を見るより、設計者の純粋な気持ちや(Macへの)愛が表れているように思う。

右上のところに既に1個入っていて、その下の段に追加する。

入れてみた。
きれいに納まってる。

自宅で使っているG4も2年くらい前にHDを増設したけど、ここまで簡単じゃなかったし、美しくなかった。
進化し続けてますね、apple

それにしても驚いたのが、HDの値段。
僕が買った時はこの半分の容量(250GB)で同じ値段だったからね。
2年経つと半額って・・・まあこのスピードは有り難いことなんだけど、何か悲しいよね。

おまけ、側面のフタにも美しいイラストが。

19 November, 2006

Rendering

engadgetより。

Arte Luise Kunsthotelというドイツにあるホテルの1室。
各室それぞれアーティストが手がけていて他も見てみたけどこの部屋がやはり一番面白かった。
最近こういう視覚を弄ばれるモノを取り上げてばっかりだけど、これはやっぱり面白い。
僕も仕事上よく3DCGを使っているんだけど、これはレンダリングの中でも精度の低いトーンシェイディングによるレンダリングを再現している。
(ラジオシティやレイトレーシングってのは3Dレンダリングの中でも実際のモノや空間を再現出来る。)
普段からよく見ているということもあるからか、この写真を見てもなかなか実際の空間だとは思えない。
家具や柱などにアウトラインが付け加えられていることや、モノの底面をわざとらしく暗い色で塗っていることでこれがレンダリングによる画面だと僕の脳が認識するのでしょう。
よく見るとシーツなんかがやけにリアルで合成に見えてしまうくらい(笑)。

ほとんどの3DCGソフトではこのレベルのレンダリングは影を表現出来ない。(床に落ちる影など)
これをより突き詰めていくと照明による影がどこに落ちるのかを考えて予め明るい色に塗っておくなどしてコントロールし、影すら出ていないよりリアル(?)な空間も再現出来るのだろう。
いやあ、面白いことをやるもんだ。(これを許容するホテル側に敬意を払いたい。)

Air Zoom Moire + iD


今日やっと待ちに待っていたモノが届きました。
実際に見てみるとやや仕事が雑だなと思ってしまうけど(中国製)、全体としてはかなり満足。
何ならもう1足オーダーしようかな?と思うくらい。
NIKE iDにハマりそうです。


カッコいいでしょ?

中敷を取ってくぼみにセンサーを入れてみる。


明日早速走ってみようかな、と。
nike+

昨日(11/17)は仕事の後タッチンオーガナイズ、神戸元気食堂プルスキ屋で行われた、ヤマン(7日)、キヨシ(14日)(仕事のため不参加)、僕(10日)のバースデーパーティーに参加。
みんなの誕生日パーティーを今年はあまり出来ていないからやってもらう事自体恐縮だったんだけど、楽しかったです。
でも人数が多い時で14人くらいいて初めて会ったヒトも何人か居たけど、細長いテーブルの端っこに座ったこともありほとんどお話が出来ませんでした。(苦笑)。
結局いつも喋ってるヒトとだけ話して・・・それでもやっぱり楽しかったな。
もうすぐ忘年会の季節、やっちゃいましょう。
そのあと遊び足りないと思った僕らは2次会(カラオケ)を提案するもことごとくスルーされ、5人でこじんまり。
飲み過ぎなのか、ここ最近の寝不足のせいなのか僕はいつの間にか寝てしまってました。
タッチン(も寝てた)、ヤマンはともかく、せっかく付き合ってくれたヤヨイとユカリ、すまぬ。
起きて店を出るとバカみたく寒くて、ボロボロでした、帰ってすぐ寝ました。

17 November, 2006

Omotesando


今朝出社時の表参道、AM9:55。
あまりに天気が良く、あまりにきれいだったので遅刻を気にせず撮影。
これから週が明けるごとに変化していくのが楽しみ。
明治神宮外苑のイチョウ並木とともにこのケヤキ並木の紅葉も追々報告します。



掃除機を買った効果は絶大で、最近は掃除機をかけるのが楽しみ。
今日は本棚を一つ追加して我が家の大半を占有している本を整頓しました。
遂にこのLEX BOXも11個目に。
いつかいい本棚を買おうと決め、仮に使うつもりでスペースが埋まるたびに買い足していたのですが、なかなか捨てられない程になってる。

15 November, 2006

Camel


ナショナルジオグラフィックにて見つけた写真。
砂漠にラクダの影だけが映る一見不思議でシュールな画。
「真上から見ると何が歩いているのか全く分からない。
太陽に照らされて落ちる影によってラクダが群れになって砂漠を歩いている、ということがようやく認識出来る。」
これがこの写真を説明する言葉、しかし現実の世界では全ての視覚情報が同時に飛び込んでくるため戸惑う。
影に奥行きさえ感じてしまうが、これも錯視か。
リアルな砂漠に抽象化された(本物なんだけど)ラクダのシルエットが映っている様が何とも可笑しくて美しい。



これは今日オークションで落札した マリオDSポーチ
調べてみるとクラブニンテンドーのポイントを200ポイント貯めると貰える商品らしい。(もちろん非売品。)
これも形だけ見るとなんだか全く分からないと思うんだけど、マリオのイニシャルロゴをパースを効かせて配するだけで斜め上から(マリオのトレードマークである)帽子を見ているということを認識させる。
シンプルだけど面白いなあ、と感心してつい落札してしまったけど、さて、何に使おうか・・・?

13 November, 2006

27th Birthday

11月10日は僕の27回目の誕生日でした。
メッセージをくれた皆さんどうもありがとうございます。
この歳になると誕生日とはいえ、さすがに昔程の高揚感は無くなったけど、家族や友人など大事な人たちからのメッセージはやっぱり嬉しい。
来年も暖かいメッセージを頂けるよう日々精進です。

誕生日なんかよりおめでたい報告も多々ありますが・・・。
(ワカ、ナオさんから結婚式の正式な日取りの報告が!おめでとう!2人とも2月なんだな・・・カブってなくてよかったけどこりゃ大変だ。)




11/12 (SUN)
今日はまあまあ早起きして珍しく部屋の片付けをしようと思い立ち(たぶん土曜日に見た今田ハウジングの影響)、いつになく活発に。
一通りやった後ホコリを片付けたかったけど僕が持ってる無印の掃除機は、ハッキリ言って役立たず。
一念発起、掃除機を買いに行こう!
まずはネットで調べて念のため無印などを見るも、あまりいい印象がなく新機種のデザインを見たところでそれは拭えず。
ここ最近国産家電メーカーのデザイン志向が強まっているため、±0amadanaMETAPHYSなどを一通り見てコレが目についた。
販売店を調べてみると近所の高島屋Francfrancに置いてあることが分かったので早速行ってみた。
正直実際に見て触った感想はガッカリ。
webのトップにもあるように片付けて立てている姿を美しく見せることに神経を使い過ぎたのか、使用する時にジャマな出っぱりなんかが気になるし、材質が全体的にチープ。
これで安ければまだいいんだけど40,000円弱、高過ぎ。
(12月から10,000円下がるらしいけどそれってどうなの??)
店内、商品は大充実でamadanaなんかもチェックしてみるもやっぱり好きになれない。
そこで目についたのが以前購入しようかどうしようか迷ったエレクトロラックス社(スウェーデン)ergorapido
やっぱりいろんなツボを押さえているのは海外メーカーなのか。
何より素晴らしいのは16,800円という低価格。
それまでに見たどれよりも安いけど、しっかりした作り。
もう数年経てば先に挙げたメーカーも色んな土台が整い、よくなるのかも知れないけど、現時点では松下などの老舗にまだまだ負けてると思う。
デザインには機能やお金に換えられないものがあると期待しているだけに今回は残念でした。
そんなこんなで結局ergorapidoを購入。
デザインや色は正直それほど気に入っていないがクオリティの問題だと思う。
外国かぶれのボスに正直食傷気味なのでこういうことはあまり言いたくないけど、事務所で使用していて良さは充分に実感しているダイソン含め外国家電メーカーにはなかなか勝てないね。
±0は掃除機がまだラインナップに無く、残念だったけどここには期待出来そう。他に比べて開発に時間がかかってる分完成度も高い印象。先日発表され、直営店で先行販売され始めた空気清浄機はかなり欲しい。)

話を戻し、家に帰って早速使用してみたが先代の無印とは比べ物にならないほどの吸引力。
これは嬉しい!
これで今までなかなか掃除が出来なかったぶんの言い訳が出来そうだ(笑)。

よく見ると昔の戦隊モノみたいなデザイン、〜レッドみたいな。

これが結構購入への後押しになったんだけど本体から離して、ハンドクリーナーとしても使うことが出来る。
これかなり便利。
ますます子供にウケそうなデザインですよね。


肝心の片付けは途中タッチンにも手伝ってもらって夜中の3時くらいまで続いた。
おかげでキッチンも含めお部屋がとってもきれいになりました。
27歳の目標は「部屋をキレイに」に決定。
(とはいえ、溢れかえっている本はまだまだ片付いていなくて、近いうちに本棚買い足します。)

09 November, 2006

Steel Structure


事務所の近くに建設中の高層ビル。
確か住友不動産がディベロッパーで設計は日建設計、施工は竹中工務店。
店舗やオフィス、住宅が入る予定のよくあるビルディングタイプ。
なんでこんな写真を載せるかというとただ単純に建ち上がってゆく姿が美しかったから。
近くにもう1棟鹿島が施工中の高層マンションがあるんだけどこちらは美しくない。

両者の大きな違いは構造の違い。
前者は鉄骨造なのに対し、後者はRC造。
出来上がりはどんなのか分からないし、竣工したものを見比べると鹿島がやってるマンションのほうがカッコいいかも知れない。
あくまでこれは工事中の建物の美しさの話。
(クレーンもかっこいいです、写真じゃ分かりにくいけどボディがシルバー。)

鉄骨造は骨組みが出来上がり外装となるパネルなり、カーテンウォールなりを取り付けていく。
少しずつ高くなっていく超高層鉄骨造ビルを毎日見ることなんてなかなか無いから改めて思ったんだけど、工事中の建物の中が(メッシュシートを通してだけど)見えるのはとても気持ちがよい。
それに対しRC造は各階の壁、柱を一気に打設するから中がどんどん見えなくなっていく。
田中康夫のガラス張りの知事室じゃないけど、マンションなんかは色んな意味で「透明な政治」ならぬ「透明な現場」を掲げて鉄骨造にすればいいのにと思った。(最近は鉄骨が高いから無理だろうけど)
あれなら本数減らす、とかのごまかしが効かなくていいと思うんだけどな。

ついでみたいで軽薄な感じがするけど(笑)藤田さんには頑張ってほしい。
毎日気にかけて見ているけど、もともと日本のメディアじゃなくて海外に向けるほうが間違いなく効果はあると思ってました。
政治家なんて体裁や他人の目(この場合外国からの評価)ばかりを気にするヒトたちの集まりだと思うから。
何か動きがあるのかどうか・・・。
(藤田さんの主張内容についてはこの辺りを見ればよく分かります。
このような内容が書かれた資料を判決が下された日にマスコミに配布したのだそうですが、その内容についてほぼ全てのメディアが触れなかったこと、また配られたことにすら触れていないメディアがほとんど。
報道すべきことをしないのは嘘も同然、このことが新聞も含めたテレビやインターネットの情報を全て疑っていないといけない悲しい現状を顕著に示していると思う。)

08 November, 2006

Visual illusions


この絵はEdward Adelsonの"Checker Shadow Illusion"という市松模様のボードの上に緑色の円筒が立っているという一見何てことの無い絵。

実はこの絵のAの部分とBの部分のマスの色が同じ明るさのグレーだなんて言われると信じられますか?
僕はどうしてもそうは見えなかったのでフォトショップのスポイトを使ってAとBの色を調べてみたんだけどなんと、全く同じ!

五感の中で最も信用出来ないのが視覚なのかも知れない、その分弄ばれると面白いのも抜群に視覚。
コントラストの操作でここまで分からなくなるなんてね・・・。
(少し違うけど乾さんのメレーズ御殿場のアイデアはこれか?)

ただこの「錯視」(視覚の錯覚)というのは脳との関係により人間の優れた特性により起こりえること、とのこと。
くわしくはココでどうぞ、うーん、面白い。

以前テレビで見たんだけど、聴覚も同じようなことがあると言っていた。
普通のヒトは出来ないが、「ガ」(上唇と下唇がくっつかない)と「バ」(上唇と下唇がくっつく)の発音を同じ口の動きで出来るヒトがいて、そのヒトを見ながら音を聞くと同じ音に聞こえ、目を閉じると違う音に聞こえるという錯聴(?)。
人間の五感はバカ素直じゃなく、脳や経験値の補助を受けた上での応用力があるということか。

今日僕が事務所に入る前から付き合いのある内田洋行の方が撮影にやってきた。
なんでも来週から始まる新作発表会で、関わっているデザイナーの仕事場を来場者に見せたいとのこと。
僕は撮られないだろうと思って気が緩んでいたのに気付くと「笑ってください」とか言われてて・・・。
笑えるはずがない・・・、ボスは慣れたもので満面の笑みで笑ってたけど、ますます信用出来なくなった。
普段仕事以外の会話なんかしないしほとんど笑顔も無いのに「みんなで楽しそうに仕事をしているところも撮らせてください」って言われたからさすがに断った(苦笑)。

07 November, 2006

Christmas Season??

今日ラフォーレの前を通りかかるとクリスマスツリーが。

もうそんな季節か・・・っていうかまだ早いでしょ、ってことで。
ええ、それだけですが、何か?

Exhibition Tour

11/4 (SAT)

様々なデザイン・アート関連のイベントが飽和状態の中、週末にいくつかピックアップして見てきました。


まずはギャラ間、「タッチストン 大橋晃朗の家具展」。
1992年に亡くなられた故人の初の回顧展。

先日亡くなられた篠原一男さんに師事したり、伊東(豊雄)さん、長谷川(逸子)さん、坂本(一成)さん等と親交があったり、家具デザイナーの中でも建築出身で建築家との関わりも多くあったデザイナー。
僕はこれまで伊東さんや長谷川さんの作品に置かれた独特な家具としての存在しか知らなかったが、今回の展覧会により実際に見ることが出来、座ることが出来た。

「ハンナン・チェア/1985」

この家具の良さを説明する言葉を僕は持ち合わせていないが色んな意味で不思議な椅子。

幾重にも敷かれたクッションや意味不明なフレームに戸惑いはあるが、何故か憎めない、というより大好き。

今回の展覧会の広告、作品集の表紙にも使われている家具、なるほどフォトジェニックな家具である。
当時からこの配色、このファブリック。
何故か今の気分にピッタリ。
僕は思った、何処かのメーカーが復刻して発表するね、たぶん。


「トーキョー・ミッキー・マウス/1988」
これ中にバレーボールが入っているんです(笑)。


「フロッグチェア/1985」
日本の住宅建築のマイルストーン的存在「シルバーハット:伊東豊雄/1984」に置かれたこの椅子。
昔の新建築の記事を見ながら、建築と家具の相性って大事なんだと再確認させられます。

座り心地がどう、とかスタッキングが出来るだとかそういう機能的な意識や批判を介入させない次元にあるデザイン。
伊東さんとのコラボレーションによりお互い切磋琢磨していたことは、デザインを見れば明らか。
モダニズム的なプランでは到底納まりきらないこれらの家具は自由な広がりのある伊東さんの空間を欲しているかのようにも見えるし、更に先を行くようにすら見えた。
今の伊東さんの建築の中に置いても全く違和感ないよ、間違いなく。
(補足しておくが座り心地はどれも驚く程よい。)

乃木坂の長寿庵で蕎麦を食らい、次に初台のオペラシティ アートギャラリーで行われている「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展。

こりゃすごい、これが感想。
出来るだけ原寸のスケールで空間やオブジェクトが体感出来るようになっていて皆の作品を眺める姿が、アートを眺めるそれでも無く、実際の空間の中でのそれでも無く、美術館という空間の中に再現された圧倒的な”モノ”を見る目になっていたことが印象的。
伊東さんがよく仰る「『せんだいメディアテーク』の現場で味わった体験」をできるだけこの場所で体感して欲しかったのだろう。
モダニズムの美学ではなく「モノ」が空間を支配する最近のテーマに並ぶ「エマージンググリッド[生成するグリッド]」も各作品ごとにムービーで解説してくれる。
もはやあるルールに則った無限に広がる(ことが可能な)空間はデザインする必要は無いのか?と思わせられるがやはり違う。
同じ伊東さんの作品でも処理を施し、いくらか人工的な空間に近いもののほうが自然に見え、どこでフィックスするかという技量もやはり必要。
ともかくかなり面白い展覧会でこれまでに体験したどの建築関係の展覧会よりも面白かった(と思う)。
最後にある伊東事務所ヒストリーも必見である。
(展覧会は撮影禁止だった、ココに素晴らしい写真があるので見てください。)
もしも大橋さんが生きていたら、「台中オペラハウス」にどんな家具を置くのだろう。
この二つの展覧会を同じ日にこの順番で見たことは我ながらいい選択だったと思う、うむ。

ここからはかなり流し気味(笑)。
原宿の取り壊しが決まっているビルで行われていた「Design Tide」。
これはその中の「Treasured Trash」というイベントのブース。

家の中にあるゴミも宝になるんだよ、って言いたいのかな、たぶん。
そのゴミで作ったシャンデリア。

中には話題の「sketch furniture」とか影絵に反応して怪物の姿が浮かび上がる「シャドウモンスター(インタラクティブインスタレーション)」などいくつか面白いものがあった。

最後に近くのhhstyle.comにてヘラ・ヨンゲリウス展

なんて言うのかな・・・すごくいいんだけど、なんだろう?って感じ。

パントンの子供椅子。

これ売れるかも知れない。

帰りに光麺担々麺を食らい帰宅。
以上。
とても充実した1日を過ごせました。

03 November, 2006

Tokujin Yoshioka


アクシスギャラリーで行われている吉岡徳仁スーパーファイバーレボリューション展に行ってきました。
今年のミラノサローネで発表した「PANE Chair」を初めて見ることが出来ました。

この椅子について僕が書くまでもなくココに詳しく書いてあります。
この椅子はデザインというよりは制作過程が面白い(紙管に丸めて入れたり、窯で焼いたり・・・)のですが、結果としてのぽっこりふっくらしたデザインも柔らかく不安定な座り心地も面白いと思います。
期待値がそれほど高くなかった分、プチ感激。

会場構成ももちろん氏が手がけているのですが、無造作に散らばった繊維や壁に並んだストローなど、華やかなものとは対極にあるものにより幻想的なシーンを作り出していた。

展覧会についてのレポートはココに詳しく書かれています。
(ここにあるムービーは結構ビビります。)

会場にはPHAIDONから新しく出版されたがオリジナルのバッグと共に発売されてましたが高いし日本語版が出るかもなんで買いませんでした。(この出版社から洋書として出ていた安藤さんの作品集が日本語版として再版された前例あり。)

東京はこの時期各地で面白そうなイベントがあり、大変です。
芸術の秋真っ盛りです。