31 May, 2007

Basketry of Reinforced Rod


今日埼玉県三郷にある鉄工所へ工場検査に行って来ました。
駅から少し離れた江戸川の近くにあっていい場所でした。
チェックした鉄筋で作った籠があまりにも美しかった。

前回見た時よりももう少し錆び加工を進行させた仕上具合をチェック。
錆の具合を見てクリアーの塗膜をかけフィニッシュ、もう少し落ち着いた色になるとのことだったのでこの辺で錆を止めることに決定。
800×400×300の籠が全て合わせると160個弱あり、それを積んで並べている様は都市を思わせるようでなかなか迫力がありました。
(これが現場に入ってから大理石の玉石を入れたり光ファイバーの照明を入れたり大変なんだな・・・。)
詳細はまた後日。

つくばエクスプレスに初めて乗ったんだけどあれは早いね。
ずっと地下か高架を走ってるからほぼノンブレーキ。
埼玉に住んでも都内は全然通勤圏内ですね。
ただ各駅の近辺はほとんどが開発中でまだまだ成り立っておらず、不思議な感じがしました。
5年もすればマンションだらけ、最悪ですね、どこもおんなじで何の特徴も無い街になるんでしょう、たぶん。

30 May, 2007

Ginza


5/27 (SUN)
日曜日、ヤマンとタッチンとライカ銀座店に行ってきました。
ヤマンのブログと内容が被ってしまうけど続けます。)
内装は岸和郎によるもの。
思っていた以上に随分コンパクトだったけど細やかなディテールで隙のない気配りがなされた空間でした。
ライカの雰囲気には合ってるんでしょう。
実際に初めて手にとったM8はやや重いけどとてもいい感触で適当に何も分からずシャッターを押した写真でもものすごくキレイでビックリしました。
いつかは手に入れたいカメラですね。
次に近くにオープンしたばかりのニコラス・G・ハイエック センターへ。

この建築はコンペで勝利した坂茂氏の設計。
先日ノマディック美術館も彼の設計によるもの)
4層分がガラスのシャッターで閉じられるようになっているんだけど、そこまでの開放感は感じられなかった。
ただ坂さんの幅広さには感心させられたな、ノマディック美術館など紙を使ったローコストなものから今回のようなコストに恵まれたものまで同じ線上でブレずに無理無く、といった感じに。
ただインテリアはどうだろう?違うデザイナーが入っているのか、、、分からないけどお粗末な感じがしました。
オススメは1Fから各ブランド(各フロア)に直接アクセス出来るエレベーター、一度体験してみてください。

その後は中古のカメラ屋さんをいくつかまわったり、Nikon銀座サロンに行ってD80の説明してもらったり、銀座ってカメラ屋さん多いですね。
有楽町のビックカメラはマイケルも来日の際立ち寄るだけあって充実の品揃え。
同じ型のカメラでも展示品をいくつか置いてあるから他の誰かが触ってても横で待ってる必要が無くてストレス知らず。
1Fの大型テレビコーナーにあった100インチオーバー。
思わず前にタッチン、ヤマンを立たせて記念撮影してしまった。
(合成写真みたい、天気予報とか昔の歌番組にも見える)


カメラばっかり見てたらますます欲しくなってしまった・・・っていうかもう買う気満々なんですけどね。
さあ何買おうかしら。

そういえば自民党、ヤバいね・・・。
KAZUの件でいい加減腹が立ったけど今は同情してやりたいくらいに崩れてる。
もともと大したメッキじゃ無い筈なのに自滅するまでそれをなかなか剥がせなかった野党もまた情けない。
内閣は解散に追い込まれたとしても夏の参院選、自民党が負けることなんてあるのかな?

28 May, 2007

map


先週初めてイラストレーターを使って地図を作った。
知っている人もいるかも知れないけど僕は地図が大好き。
見ていると時間があっという間に過ぎてしまうし、どこまででも旅に出掛けてしまう。
そんな僕にとってGoogle MapGoogle Earthの登場は夢のような出来事だった。
色んな知らない場所を歩いたその日は帰って地図で歩いたルートを辿るのがとても楽しい。
でも自分で地図を描くのは別、最初こそ楽しかったもののだんだんイラついてきました。
手描きならあっさり描けるんだろうけどベジェ曲線を操るのは手間がかかってもどかしくてしょうがない。
でもなんとか完成した時は達成感いっぱいでした。
おかげで行ってみたかった地図センターにも行けたしね。
(ここは楽しい、1度行ってみることをオススメします。)
ただそれだけです。
(ちなみに地図を作成した場所は目黒区目黒2丁目周辺です。)

17 May, 2007

I am angry.

もうみんな知っていると思うけど腹が立つNEWSですよね。
「カズは出馬断る 参院選、自民が打診」
当の本人からは横浜FCの広報を通じ断ったと発表した、ホッとしました。
まあ政治家になんてなるはずない、って思ってたけどもしやる気満々だったらどうやってそれを肯定してどうやって応援するモチベーションへ変えていこうかまで考えていて戸惑っていたのも事実です(笑)。
それにしても自民党の考え方って安易、小学生並じゃないの?
いい歳の頃合いで影響力があるヒトってだけなんだろうね。
KAZUの人となりを知ってたら政治家に薦めないだろうし、第一に現役選手ってことを忘れてるの?分かってやってんだったらかなり失礼。

KAZUの言葉は「自民党よりオファーを頂きましたが、お断りいたしました。土曜日の試合に向けてしっかりと調整をして全力で頑張ります」やっぱりKAZUはKAZUですね。
サッカーをやってる自分が日本の将来に少しでもいい影響を与えられれば、ってことくらいまでしか考えられないよこのヒトは、もちろんそれはすごく素敵だと思う。

15 May, 2007

Ryoji Ikeda - Data.Microhelix

たまたま再会したコレ。
前に見たのはどこだっただろう・・・。

やっぱりカッコいい、アナログでもデジタルでもなく。

14 May, 2007

Architecture of Terunobu Fujimori and ROJO


5/12 (SAT)
オペラシティアートギャラリーで開催中の藤森建築と路上観察に行ってきました。
昨年のヴェネチアビエンナーレ建築展のディレクターを務めた藤森さんの帰国展。
とっても面白かったです。

展示してある左官仕上のサンプルに触れることも出来るし、路上観察学会(このメンバーがみんな強烈。)による研究発表も見ることが出来るし盛りだくさんの内容。

展覧会のタイトルに”建築”と入っていて敬遠するヒトも多くいると思うけどそんなの気にせず是非見に行ったほうがいいと思います。
間違いなく楽しめるから。(笑えるよ。)
いい感じの肩の力の抜け方がとても素敵で、人柄でもあるんだろうと思い僕には到底無理だからもの凄く羨ましい。
本業は著名な建築史家であり東大教授だけど、91年の神長官守矢史料館から建築家として作品も発表されている。
初期の作品はどこか面白く思わず笑ってしまうような作品が多いんだけど、最近作の焼杉ハウスなんかはめちゃくちゃカッコいい。
歴史家として誰よりも実際の建物を見られている氏にとって、デザイン上のプロポーションやスケールを正確に捉えることなど無意識な程簡単に操作出来るんだろうと思わせられる。
伊東さんや妹島さん藤本さんなどエッジで戦っているヒトたちは同じ土俵で評価されることをどう思うかは分からないけど、僕にとっては彼らの作品と同じくとっても刺激的に見えるし、批評性を備えているように思えます。

高過庵を建てるプロセスを追ったNHKの番組も上映されていてそれもオススメ。
当時57歳だった藤森さん、山の道無き道をどんどん駆け上がっていくからね(笑)。
(ちなみに写真はちょうど1年前くらい実際に行って撮ってきたもの。)
伊東さんの展覧会を見た時も思ったんだけど、靴を脱いで展覧会を見るとそこにある模型なり図面や写真などの作品がとっても身近に感じられるようになる。
この感覚は日本人ならではなんだろうか、美術館にいる意識が少し薄れるというか・・・。

帰りにHMVに行ってUAヤマンに勧められたBjorkの新譜を購入。
(まあポイントカードが溜まってたからほとんどタダなんだけどね。)
音楽も然ることながら両者ジャケットがものすごくカッコいい。
音楽データダウンロード全盛時代、これならブツを買う価値アリです。

新宿タイムズスクエア内HMVは12F、ここのトイレはちょっとした展望台。
ブレードランナーの世界がそこにあり、得した気分になれますよ。

13 May, 2007

'07 KAZU First Goal!!

KINGがやってくれましたね!
今季初ゴール、しかもJリーグ日本人最年長ゴール。
(ちなみに外国人を入れると2位、1位は前日本代表監督のジーコ。)
しかも内容も素晴らしかった、久しぶりにJリーグで勝てたし。
古くからのサッカーファンはアメリカW杯予選、初戦のタイ戦でのゴールを思い出したのではないでしょうか?

もう1試合早く出てくれていればなあ・・・というのも水曜日に国立競技場へ行ってきました。

仕事中にナビスコカップ1次リーグFC東京戦が国立で行われるという情報を入手、急いで仕事を終わらせて向かいました。
試合は押されながらもKAZUが倒されて得たフリーキックを決め虎の子を守りきった横浜の勝利。
アウェイの横浜スタンドは少数ながらも盛り上がってましたよ。

サラリーマンの姿が目立ってたけど、必死で応援している姿が面白かった。
同世代のスターに色んなものを託しているんでしょうね。
試合を終えた選手がこっちへ挨拶に来てくれました。
分かるかな?真ん中にいるのがKAZU。

拡大。

ブレてますね(笑)。
やっぱりKINGは国立がよく似合います。

フットサルをやってるみんなは覚えてると思うけど千駄ヶ谷のフットサルコートにいた少年達に陸上を教えているイケメンコーチの姿も。
子供を2人連れていていいお父さんって感じで、奥さんもキレイな人・・・と思ってよく見たら一緒にいたのはりさこKING夫人!
どういう関係なんだろう??
孝太君(次男)を肩車してたからね。
あのイケメンコーチはKINGと友達なのかな?
タッチン、今度行った時もいたら話しかけてみてよ。

12 May, 2007

G.W. 2007

今年のGW、昨年に続き香川から宮ちゃん、トッピが遊びに来た。
それに加えて今年はアッキャマンとユッコちゃんも、さすがに今年は車では来なかったけど。
5/3 (THU)
14時前に東京駅待ち合わせ、僕は約1時間遅刻するも先発組の宮ちゃん、トッピと東京組のみんな無事合流。
まずは皇居に。

だだっ広くてのんびりしてて、もっとヒトが少なかったらとてもいいところ。
芝生ナメの丸の内高層ビル群は凄まじい光景でした。
次に六本木、東京ミッドタウン。
ヒトが多いってもんじゃ無かった、なんにも出来ずスルー。
近くでお茶して特にすることも無くなったので晩メシに。
焼き肉を食べようと、せっかくだから叙々苑に行こうと決まるも値段を見て驚き結局近くのトラジ西麻布店へ。
まあ十分高かったけどね・・・。

ただ高いだけのことはある、写真にある握りは美味かったなあ、美しい。

宮ちゃんの好きなセンター街まで荷物持ちジャンケンしながら歩いて、前にヤマンやタッチンらと何度か来たことのある宇田川の喫茶店へ。
お店の雰囲気も良く、置いてあるサイコロを使ったゲームでも盛り上がりついつい長居してしまった。
ちなみに罰ゲームで負けたヤッサンと宮ちゃんセンター街でウメッシュ一気、センター街デビューおめでとう。
初日はトッピと宮ちゃんがウチへお泊まり。
疲れてたんだろう、宮ちゃんはアッという間に寝てしまってたね。
同じく疲れてたであろうトッピ、宮ちゃんのいびきに悩まされてました。
僕はトッピの持っていたピクロスDSにハマってしまいほとんど寝れず。

5/4 (FRI)
早起き、朝早くに着いたアッキャマン、ユッコちゃんを迎えに品川へ。
朝ご飯を食べて僕と宮ちゃんとトッピ、アッキャマンは宮ちゃんリクエストの横浜へ。
(アキちゃんは結婚式、タッチンは風邪!?、ヤッサンとユッコちゃんは幸せなお買い物)
僕自身お昼に行ったこと無かったから楽しかったなあ。
中華街はミッドタウン以上の人口密度。

山下公園はイメージしてたよりも全然キレイでいい。
大さん橋もお昼に来たのは初めて。
最高ですね、ここは。
全てがいい、夜ももちろんカッコいいけど昼間の芝生でくつろいでいるヒトたちが風景と建築と馴染むことで完成する感じ。

赤れんが倉庫はまあ・・・うん、何となくね。

駆け足で書いてるけどここまでかなりの距離歩いてます、でもみんなそんなに疲れてるなんて思ってなかったから・・・ここから更に。
桜木町から電車に乗ってトッピリクエストの浅草へ。
普通に行っても面白くないから浜離宮から出てる遊覧船に乗ろうと汐留へ行くも、浜離宮発の船は終了。
ここでヤッサンからも電話があったので浅草は断念。
浜松町で合流しこれまたトッピ希望の東京タワーへ、もちろん歩いて。
増上寺側から見たのは初めてだったけどなかなか面白い、いいミスマッチ。

ここもやっぱりすごいヒト・・・エレベーターの待ち時間が50分と聞き諦めようと思ったら、階段ならすぐに登れるとか。
もちろん登るでしょう!
何度か来てるけど今までで一番楽しかったかも、普段見れないもんねこんな東京タワーは。

約600段くらいだから疲れていないヒトは階段で上がることをオススメします。
でも更に上の特別展望台へ登るのはエレベーターのみ、80分待ち、もちろん諦めました。

東京カレーラボも行ってみたかったな・・・っていうかあのメンバーに僕も入れてよ。
運動してお腹が減ったので新宿に行って仮病のタッチンとも合流し居酒屋へ。
楽しかったけど、酔いが回るのも早かった。
最後のほうにアキちゃんも合流したけど絡んだ覚えナシ、割愛します。
ここでレンタカーも借りられることも分かって明日は水戸へ行くことに決め解散。
二日目はトッピとアッキャマンがウチでお泊まり。
やっぱりピクロスにハマる。

5/5 (SAT)
朝起きたら二人の体調がおかしい。
昨日の疲れでどうやら筋肉痛らしい、でもそこまで大したことは無いと思ってた。
予定よりやや遅れ気味、外苑前で車を借りてトッピに運転してもらい集合場所の大泉へ。
ここでアキちゃんのマイカーを初めて見た、いいなあ、うらやましいなあ、ダサいけど。
僕とトッピ、タッチンの喫煙組は同じ車。(アッキャマンは吸わないけど同じ車、すまぬ。)
分かれて車に乗ってる時って自分が乗っていないほうの車中、みんなの笑ってる顔を見るともの凄く気になりますよね。
水戸までは思ってたよりも全然近くて約2時間くらいだったかな?
偕楽園に着いてまずはお昼ごはん。
納豆食べてみたけど、納豆はどこで食おうがまあ美味いよね。
ここは梅も有名らしく梅干しの天ぷらは不思議な食感で美味しかったです。
で、偕楽園、噂には聞いていたけどさすがに良かったです。

水戸の九代藩主徳川斉昭公により建てられた好文亭、ここもなかなか素晴らしい。

ツツジはすごくきれいだったけど今度は梅の季節に来てみたいです。
さてここからどうしよう、と一応は言ってみたけどみんなの意見はほぼ一致。
アキちゃんは無視して日立へ。
駅前で記念撮影、一人変なのいるけど。

ここでの出来事はここでは書かない、そのほうがいいよね?
とりあえずバナナシェイク美味しかったよ。
帰りの渋滞の中のレース楽しかったね。
タッチンを送って行くため柏で降りデニーズで晩メシを。
タッチンの家は初めて行ったけど遠いね、みんなの家から。
引っ越せ引っ越せ!
千葉からは下の道通って途中浅草の近くを通ることが分かり、急遽トッピリクエストに応えてあげることが出来た。
昼間の凄く活気のいい浅草も見せてあげたかったけど、こんなにいい雰囲気の仲見世通りもそうそう見れません、いい経験です。

ウンコビルも見れて喜んでくれてたので良かった、良かった。
次に国会議事堂に行って暗い中何とか写真に収めようとみんなでカメラ構えてたら警察に話しかけられた。
まあ確かにちょっと奇妙な集団だわな。
車返したのはもう2時過ぎてたかな?さすがにみんな疲れてた。
アキちゃんに送ってもらって家に帰って来たんだけど、アッキャマンの様子がどうもおかしい。
全然寒くないのに寒いとか言ってるし、足が痛くて歩けないとか言ってるし。
熱を測ってみると37.5℃くらいあるし、足もむくんでた。
どうやら限界をとっくに超えてたみたい、横浜でいっぱい歩いたのが悪かったんだと思う、ごめんよ。
春なのに電気毛布と冷えピタが活躍。
さすがに今日は「おやすみ」を言ってから誰が一番なのかも分からないくらい早く寝ました。

5/6 (SUN)
お昼過ぎにアキちゃんに迎えに来てもらって羽田空港へみんなの見送り。
車で羽田に行くのは初めてだったから楽しみにしてたのにあいにくの雨。
空港はGW最終日だけあってすごいヒト。

お昼ご飯はトンカツ、高かったけど美味かった、あれなら満足。
だって牛角で食べるより安いもんね。
メシを食ってからみんなはお土産を買うのに必死、そんな中アッキャマンは僕とヤッさんとアキちゃんにプリンを買ってくれていたし、ユッコちゃんもクレープ?のようなものを買ってくれていた、ありがとう。
細かな気遣いに女の子らしさを一番感じたときだったな。
かなりハードだった4日間、楽しかったけどみんなお疲れ。
見送った後は寂しくもあったけど、少し楽になった。
(嫌な意味じゃなくてね。)
毎年恒例になるといいね。
ただ来年のGWはちょっとした変化、このヒト達は夫婦ですね。

幸せな旅行に立ち会えて良かった、おめでとう。

帰りに昨日貰った500円クーポン握りしめヤッさん、アキちゃんと二子玉のデニーズでお茶。
とっても日常に戻った感じはあったけど、みんなともこういう感じでいつも会えたらいいな、と思った。
結局3時間くらいダラダラグダグダしゃべってデニーズでみんなのただいまを聞いた、近いね香川って。
次は夏のキャンプ、よろしく宮ちゃん!

11 May, 2007

Eccentric meets Hideki Matsui


これなかなか面白い画ですね。
ここまでテンションに開きがあるのも珍しい。
次こういうことがあると少年時代に培った内股で投げ飛ばすらしい、是非見てみたい。

01 May, 2007

Ashes and Snow


4/29 (SUN)
楽しみにしていたノマディック美術館に行ってきました。
この美術館はアーティスト、グレゴリー・コルベールが日本人建築家坂茂氏に「移動出来る美術館」の設計を依頼し、2005年にニューヨークで初めて姿を現した。
それからロサンゼルスを経由して東京お台場に上陸。
いやあ、期待していた以上にかっこ良かったなあ。

ノマディック(遊牧民)と謳っているもののそれはスピリットのみで、いかに移動させずに移動美術館を作るかを考えられている。
屋根と小屋組みの紙管はコンテナに載せて運んでいるが、格子模様に積まれたコンテナは世界標準サイズで場所を選ばずレンタル出来て、柱の紙管は現地で製作するため数台のコンテナのみで世界を巡回出来るようだ。
これまでにも被災地に赴き仮設住宅を提供したり、建築の構造材や家具にリサイクル可能な紙を使ったり、坂氏ならではの提案である。

ここで行われている「Ashes and Snow」という展覧会は人間と動物との交流を3本の映像作品と、手漉きの和紙に印刷した大型の写真とで構成したとても感動的なものでした。
正直建築を見たかっただけなので入場料の1,900円は高いなあと思っていたのですが、全然安い。
当たりか外れか分からない映画を見に行くくらいなら是非お台場へ行ってみてください。
心が洗われますよ。
中は神々しい雰囲気、ただ外観とインテリアの関係はあまり感じられなくて期待していただけに少し残念。