31 July, 2007

MAGIC MOVING IMAGES


MAGIC MOVING IMAGES、この本面白い。
ヒロシ君お姉さんのblogで見て思わず購入してしまいました。
幼稚園の時なんかにスリットの入った紙の下にストライプ模様のような絵を重ねてスライドして見るとアニメーションになるってやつ、一度くらいは見たことあるかもしれませんがそれと同じ原理、よく出来てます、面白いです、おすすめです。
どうぞ。


日本語希望またはお子様のいる方はこんなのもあります。
サーカスがやってきた

僕も買ってみようかな・・・。

30 July, 2007

SKN

日本サッカー史に残るであろう「QBK」に続く名言が生まれた、と聞いたので色々調べてみた。

QBKとは?:
昨年ドイツW杯、予選突破の可能性を大きく左右する大一番(クロアチア戦)、無人のゴールへのシュートを外してしまったFW柳沢の一言、「Q:急にB:ボールがK:来たから・・・/QBK」

今回のアジアカップ、調子に乗り切れなかった日本代表は退場者を出して10人になった韓国代表に勝ち切れず、決着はPK戦へ。
5人続けて成功し、韓国代表6人目も成功。
日本の6人目、羽生選手が失敗してしまい試合終了。
PK戦で負けるのは本当に悲しい、どうせなら120分の間で決して欲しかったです。

今回生まれた名言はSKN。
羽生選手の試合後のコメントから、
「S:正直K:蹴りたくN:なかった・・・/SKN」
名言誕生、だって。
聞いたときはおもしろかったけどちゃんとインタビューを読んでみると不愉快。
羽生選手のインタビュー全文:
「(PK戦の最後のキッカーになってしまったが?)僕のミスです。あれで試合が終わり、大会が終わった。それだけです。(6人目のキッカーは決まっていた?)
6人までは名前が挙がったんで。正直、蹴りたくなかったけど、あえて名前を挙げてくれたから、何かの意味を感じて蹴るようにした。
こういう機会が初めてだったけど、蹴る時は集中して決めるつもりで蹴った。(出るタイミングも難しかった?)相手が少なかったんで、
ディフェンスラインの背後に出るとチャンスになると思った。そこで起点を作ることを心がけた。
中盤とディフェンスラインの間で受けて起点を作ることも大事だった。(今日も決定機があった?)初戦でもビッグチャンスを逃したし、
僕の感覚では入る時は全部入る。入らない時は全部入らない。そんな感じ。今大会では初戦の重みをすごく感じた。
あそこで点が取れていればその後は伸び伸びできたと思う。チームに貢献できなかった」

これだけ喋ってるのに「正直蹴りたくなかった」だけ取り上げられるのはけっこうツラい。
何よりPKなんて誰が蹴ってもよくて、外したところで大した問題じゃないと思うんだけどな。
まあミスに対してというよりもこの弱気な部分への批判が大きいってことなのかも知れないけど・・・。
いずれにせよPKのミスをあの柳沢のとてつもなく大きなミスと同列で扱っちゃダメ!おしまい!

補足:羽生選手の28日付けの日記を見てください。
   川口選手の話感動しました、いいヒトだなあ。

27 July, 2007

LIQUIDROOM 3rd ANNIVERSARY -UA-


7/24 (TUE)
行ってきました、UA単独としては1年半ぶり。
その時もここ、恵比寿リキッドルームでした。
”恵比寿リキッドルーム”ってのが最初違和感あったけど随分馴染んできましたね。
なんたってもう3周年、新宿にあった頃は何度もお世話になりました。
今はクラブ営業(オールナイト)をやっていなくてそれが少し寂しくもあるけど、今でもライブイベントは都内随一の豪華さです。

今日のUAはこれまでに無いくらいナチュラルで、新曲にして既に名曲の「黄金の緑」から始まったライブ自体も終始シンプルに「歌」でした。
見た目も少し若返ったように思えた、お色直しして出てきた時おだんご頭と白いワンピース姿でまるで少女のようでした。
それにしても気持ちよかったなあ・・・。
今日はお客さんも含めた合唱もあったりして(さすがに歌えなかったけど・・・)小さいハコならではの良さが楽しめました。
音楽を表現する才能が自分には無いと思うから一流のヒト達のライブを見ると圧倒的にうらやましく、ひがんでしまう程です。
バンドもメインはいつものメンバー、このヒト達がまたカッコいいのなんのって。
内橋さんはヤバ過ぎでしょう。
さすがにニューシャネルのTシャツもよくお似合いでした。
(僕もあの時買えばよかったな、と今さら後悔・・・。)
特にアンコールの外山さんとのインプロ、シビれてしまいました、カッコ良すぎ、ずっと聴いていたかったです。
今日はいつも以上にUA含めたみんなの笑顔が多くて幸せな気持ちになれました。

9月は日比谷野外、何かが起こる日比谷野外(3年前は記録的な大雨に見舞われました、、、)、これまた楽しみです。

その前に今回と同じ3周年イベント、LIQUIDROOM 3rd ANNIVERSARY -THE CORNELIUS GROUP&ゆらゆら帝国- 8/8 (WED)、誰か一緒に行きませんか?

26 July, 2007

多摩美術大学付属図書館


7/22 (SUN)
念願だった多摩美の図書館を見てきました。
設計はこの前葉山で展覧会を見たばかりの伊東豊雄さん。
で、伊東事務所の担当者が23日のブログにも登場した中山英之さん。
設計段階からすごく気になっていたので実際訪れることが出来て感激しました。
日曜日だったので大学は閉まっていたがせっかく来たので守衛のおじさんにダメもとでお願いしたら図書館の中はダメだったけど大学の敷地内に入る許可をくれました。
ラッキー、無理だと思っても言ってみるもんです。

この建築は古典的なモティーフのアーチ柱が特徴で伊東建築のどこまでも拡張可能なルールがここでも展開されている。
外観は必要な大きさでただ切っただけ、アーチがそのまま外観に表れている。
が、コンクリートとツラでピッタリ納まったガラスが形成する外観は僕らが知っているアーチ建築の表情とは違いグラフィカルでどこまでも抽象的。
薄いスティールのアーチが変形グリッドに載っているだけで構造的には成立しているが、耐火性能の問題、座屈止めの点から鉄骨をコンクリートで挟むというウルトラCを施している。
(それでも厚さ200mmをキープ。)

施工は鹿島、凄まじい精度を持ってして初めてこの建築が成立したと言える。
緩く湾曲した壁面に曲げガラスの精度が対応出来ずに少しでもガラスが奥に入って彫りの深さを表せば古典的なアーチ建築を連想させただろう。
大きく緩い曲げガラスは1800mm巾で僅か4mmしか曲がっていないところもあるらしい。
ガラスメーカーいわく、その微妙な反りは通常の板ガラスの製作誤差範囲内であるとか、恐ろしい・・・。

納まりや躯体の仕上を見ていると病的なほどの潔癖さを感じるけど、アーチというモチーフやスケール感やプロポーションの操作に人間の手によるものをすごく感じました。
アーチというルールが決定した時点である程度勝手に(機械的に)走ってくれるんだろうな、とうらやましくも思っていたけどそんなこと全然ないんだな、でもそれって当たり前か。
思っていた以上に人間らしさや優しい雰囲気を感じられた建築でした。


最後に、家具を担当したのは様々な著名建築家とのコラボレーションで知られる藤江和子さん。
アーチによって囲まれ領域として認識しがちな平面グリッドを突っ切っていた家具がとても効果的だと思いました。

カーテンは前に青木さんのチャペルの時にも登場したNUNOの安東陽子さん
アーチを反転してウロコみたいになった模様が可愛いです。


話をいきなり今日に戻すけど、昨日のアジアカップ、ガッカリです。
日本は弱い、間違いなく弱いです。
キレイな形まで持って行かなければシュートが撃てないチームなんて相手があのレベルになると誰だって怖くないです。
日本に負けたオーストラリアにしろ、勝ったサウジにしろ日本のことを巧いとは感じたかも知れないけど、強い、怖いとは感じていないだろうな、と思いました。
解説者としてテレビで喋っているときはやや辛口なセルジオさん、ブログでは辛口全開です。
でも至極当然なことを言っていてとても正しい、僕が信頼している数少ないサッカー評論家です。
(日本への愛も感じるしね。)

23 July, 2007

建築ノート No.03

7/21 (SAT)

早朝6時に起きて葉山へ。
例の森戸の竣工写真撮影。
いつもお世話になっているナカサさんと現場で会い色々テストしてみたけど天気が悪くて今日は中止に・・・。
何となく嫌な予感はしてたけど・・・。

気持ちを切り替えてギャラ間でやってるアルヴァロ・シザ展へ行くことにした。
模型と図面、わずかな写真の展示ばかりでやや退屈だったけどインタビューの映像が面白かった。

僕の勝手なイメージではコンピュータを設計に持ち込むことについては反対してるのかな、なんて思ってたけど全く逆でかなり前向き、メリットを的確に言い当てていました。
「設計の過程でスケッチを描くことについては?」の問いには「困難な仕事からのエスケープ、心の解放」と言う言葉で表現していたのが素敵で印象的。

話は少し逸れるけどスケッチと言えば昨日中山英之さん(非ABブラザーズ)が出ている建築ノートを読んで凄く面白かった。
中山さんと言えば伊東事務所に所属しながら発表した処女作「2004」(リンク先の彼のwebサイトで見ることが出来ます)がいきなり超話題作、とっても素晴らしい若手建築家。
「2004」はここ最近僕が見た住宅の中でも1,2を争う程素晴らしいと思う。
彼が鹿島賞を受賞したSD REVIEWは僕も見に行きましたが、通常の建築家とは全く違うタッチのまるで絵本のようなスケッチに驚かされました。
設計を進める過程でも多くのスケッチを書かれていたそうで、いくつか誌面に出てたけどどれも本当に素晴らしいです、是非手にとって見てみて下さい。
彼も伊東事務所と自分のプロジェクトの両立の中、考えるスピードに合わせられるのはスケッチしか無かった、また事務所で長時間拘束されるスタッフを楽しませるため、とも。

話を戻して・・・ギャラ間を出て数分歩いたところにある新国立美術館スキン+ボーンズ展-1980年代以降の建築とファッションを鑑賞。

建築に関してはそれほど深い解説は無く、どちらかと言えばファッション寄りの内容だったように思えた、コンセプトをじっくり眺めて初めて面白いなと思えるものはいくつもあったけど何も考えずパっと見ていいな、と思えるものは面白いくらいに好きなデザイナーの作品ばかりだったのが印象的でした。
ハコに関しては・・・ここは美術館では無いな、美術館とは呼びたくないな、という感じ。
前にも少し触れたけどここはコレクションを持たない大型の貸しギャラリー。
空気というか受ける印象としては東京ビッグサイトや国際フォーラムなどの展示場と同じ、雑誌なんかに掲載されている図面を予め見てある程度想像していたけど、ここまでつまらないプログラムだとは思ってもいなかった。

見所はファサード、中の逆円錐のみ、モノとしてとても完成度は高いし感心したけどあくまで施工レベルの話。
こんなモノをホットでエキサイティングなエリア六本木(笑)に作った罪は深いと思いますよ、僕は。
こじんまりひっそりと運営している先述のギャラ間のほうがよっぽど存在価値があります。
シボネが運営しているミュージアムショップは幅広いセレクトで面白かったです。


帰りにヨドバシで店員さんにしつこくレンズのレクチャーを受けて帰宅。
アジアカップ、オーストラリア戦を観戦。
高原ついに覚醒か?と思ったけどまだまだ消えている時間も多いですね。
相手が1人退場になっても勝ちきれないのがもどかしかった。
結局延長戦の途中で力尽きて寝てしまいました。
ニュースで結果見てホっとしたけど、これじゃ結局いつも通り川口の神降臨に頼ってるだけですね。
PKになったらどう考えても日本が負けるパターン、オシムも言っていたけどゲーム内容で勝っていたチームはPKで負けることが実に多い。
川口は大舞台になると必ず神が降りて来る、これまでに何度となく見てきました。
高原が同点ゴールを決めたときに喜んでいた川口の姿に感動させられました。
そんな中予選を苦しみまくっていた韓国はイランに勝ったり、あのチームはいつも不気味、決勝まで行くとたぶん相手は韓国。
日本と対峙した時の韓国はかなり強敵、正直勝てる気がしないです・・・。

19 July, 2007

Silkypop

今日久しぶりにBRUTUSを買った、特集は「ニッポン観光」。
まんまと、すっかり旅に行きたくなりました。
中でも最も気になったのが山口県にある大津島
島には黒御影石の採石場があったり、太平洋戦争末期に設置された人間魚雷(!)の訓練基地なんかがある。
高いけどちょっと洒落た宿もあるみたい。「小屋場 只只
いつか行けるかな・・・?
大津島以外にもにも工場やダム、橋など気になるところがいっぱい、オシャレなOLさんなんかが求めるような旅っていうよりは少し土臭い感じの紹介が多くて好感が持てました。

特集とは関係ないけど新製品情報で発見したエルメスから出ている革のケースに収納することが出来るシルクのショッピングバッグ、「Silkypop」。


エルメスって自分からはとっても遠い存在だけど欲しいな、と思わせられるモノがたまに出てくるんですよね。
ちょっと無理すれば買えるかな?なんて思っていた自分が甘かった、さすがエルメス・・・。
これ持ってサミットないしはつるかめでお買い物がしたかったな。

僕の僅かなエルメスコレクション。

どっちも10年近く前に買ったモノだけど今でも全然身に付けられます、さすがエルメス。
この頃はマルジェラがデザイナーやってたのもあって買えるモノなんて何にも無いのによくエルメスに行ってたな・・・。
(メゾン マルタン・マルジェラのサイト、かなりカッコいいです、僕の知る中でベスト5に入ります。)
特にこのドゥブルトゥール(グルグル巻きのほう)は一時期眠ってたけど最近毎日付けてる。
いいもんはいい、ですね。

18 July, 2007

連休


7/14 (SAT)
3連休初日、台風前雨の銀座へ。
Canonショールームでお姉さんに30Dの後継機について情報を得ようと試みるも何も教えてくれない。
でも反応を見て確信した、そろそろ発表されるはず。
ヤマンと会って某D通ビルへ、新製品の市場調査アルバイト、こんなことをしながら日々の生活を何とか送っています(笑)。



7/15 (SAT)
夕方から出かけて新宿へ。
予定よりだいぶ遅れてしまっていたタッチン&アキちゃんのお誕生日会。
30分くらいだけ顔を出して六本木TOYO KITCHEN STYLE meubleへ向かう、商店建築誌の撮影に立ち会うため。
オープンしてからまだ来てなかったけど、営業を始めて人が使っている空気を感じられ、命が宿っているのを感じました。
22時過ぎに終わってまた新宿に戻りみんなと合流、メシを食えてなかったのでサンドイッチを飲み込むように胃袋へ流して終電を気にしながらおしゃべり。
こういうときは自分が酔っていないことが寂しいですね。
その場にいたアキちゃんだけがトッピに結婚式の招待状を送るための住所を聞かれていないことについて盛り上がっていました。
実は僕の気の利いたイタズラでした、ごめん、招待状が送られてきたら見せて更に落とそうと思っていたけどさすがにツラそうだったので白状しました(笑)。
帰りはタッチンとアキちゃんの家に帰って朝方までマンガ読んだり、おしゃべりしたり。

7/16 (MON)
朝、早起きして急いでシャワーを浴びてアキちゃんの車で出発。
今日はラフティング初体験、目指すは群馬県利根郡みなかみ町。
今日お世話になったのはココ
みんな着替えるとこんな感じ、ダサいです(笑)。

橋から見下ろした、利根川。
台風が逸れてくれたおかげで水はとてもキレイでした、でも少し浅すぎたかな?

半日7,000円というのは高いな、と思っていたけど満足出来る内容でした。
今度やるとしたらもっと激しいところにチャレンジしたいと思います。

帰りに近くのお店で人生2度目の焼きカレー&ビールで乾杯、つまり運転放棄です。
みんなを送り届けて僕が家に着いたのは22時前、恐らくアキちゃんは23時くらいになったのではないでしょうか。
総走行距離約350km、ずっと運転してくれてありがとう、またお願いね。

14 July, 2007

げんべい iD


この前紹介した葉山にあるげんべい、帰って来て調べてみると自分の好きな配色で作れることを知ったのでその日に早速注文して、本日受け取りました。
大満足です。
しかもかなりのスピード、僕が受け取れなかっただけで先週の土曜日に注文してたものが火曜日には届いてましたからね。
これはNIKEiD危うしです。
夏はやっぱり出来るだけ素足でいたいですよね、おすすめです。

昨日の夕陽、あまりにも様子がおかしかったので。
嵐の前触れかな。

U-20代表のW杯(カナダ)を見ていて一番印象的だったのは夕陽の美しさ。
同じもの見てるはずなのにどうしてあんなにも違うんだろう、湿度?空気の汚染のせい?
いつかはポルトガルやエジプトで夕陽が見てみたいです。

13 July, 2007

TOYO KITCHEN STYLE meuble


現場レポート的にちょこちょこ紹介していた六本木の物件、オープンするまでは一応伏せていたけど2週間くらい前にオープンしたからもういいかな?
錆びた鉄筋で出来た籠や、大理石の玉石、光ファイバーなどヘンテコなものばかり紹介していたのは、キッチンメーカーであるトーヨーキッチンさんの新しいコンセプトスペース、TOYO KITCHEN STYLE meubleのためのものでした。
六本木アクシスビルの地下に位置しているため、外からの光は入らない、いかに明るく見せられるかという考え方は捨て重く閉ざされた空間を作ることを心がけました。
ソットサスが最もとんがっていたメンフィス時代の家具やベネチアンガラスで作られた家具をコレクションではなく商品として置くと聞いていた、普通ならちょっと退いてしまうような商品構成、何とかそれに見合う個性のあるスペースを提供出来たのではないでしょうか。
お近くの方は是非一度見に行ってみてください、ギャラリーとしても面白いと思います。

トーヨーさんのキッチンは4年くらい前、葉山の集合住宅をやっている頃からのお付合いですが国産のメーカーでは珍しくキッチンを住宅の中の設備機器としてではなくリビングに置かれる家具として考えられています。
扉の向こうに追いやるでもなく、パントリーのように小窓だけ繋げて成立させるでもなく、アイランドとして成立するように。
最新のプロジェクトでもある森戸の集合住宅でも使わせてもらいましたが、なかなかシンプルでスッキリした佇まいながら素晴らしい。
渡辺社長のブログを見ていると「これからの時代はDECOだ」とおっしゃっております。
森戸の現場に納まったキッチンを見ているとトーヨーキッチンさんの一つの時代の完成形を見せられたような気がします。
次の時代の展開はこの六本木から始まるのでしょう、楽しみにしております。


<写真全て Nacasa and Partners>

*既にメディアでの反応があるみたいなので少し紹介
単なるキッチンとは言わせない!デザイン魂 - [インテリアスタイル見本帖]
TOYO KITCHEN STYLE mouble - [キッチン]
MODERN LIVING(モダンリビング)編集部員のブログ
名作家具とキッチンが並ぶ、トーヨーキッチンスタイル・ムーブル
.._p_l_u_s_1_w_e_b_..
スローな家づくり 週末住宅: 六本木に新しいインテリアギャラリー

これらはトーヨーキッチンさんの繋がりからの記事だと思います。
コマーシャルな仕事をやるのは色々気遣うことも多いけど、反応が多い分面白いですね。
ウチからの繋がりでは新建築商店建築日経アーキテクチャーに掲載して頂く予定になっております。
どんな誌面になるのか楽しみ、また後日報告致します。

11 July, 2007

第56回 アイカ現代建築セミナー


今年も行ってきました、アイカ現代建築セミナー
今年の講師はスペインからラファエル・モネオさん、日本から槇文彦さん、どちらも世界的に有名な巨匠。
一昨年はSOM、昨年はジャン・ヌーヴェル、毎年このセミナーは豪華なんですよね。
この無料入場権の競争率が半端じゃないって話を毎年のように聞きますがほとんど関係者に配ってるからじゃ無いかな?と思う。
かく言う自分もボスのおかげで最前列でお話を聞くことが出来ましたが、落ち着かず、眠たくなってもウトウト出来ず・・・普通の席のほうがよっぽどいいや。
内容は面白いと思える話では無かったけど、槇先生の話し方がとても分かりやすくて、とても正しくてそれが印象的。
ボスは隣でずっと大きく頷きながら聞いてた(槇先生へのアピールだったのかな?)。

それにしても同時通訳ってどうも苦手、本人の声じゃないから眠たくなってしまうんだな。
映画だって吹き替えより字幕のほうがいいんだから、そのうち同時通訳してなおかつ文字情報として出力ってのがスムーズに出来るようになるんだろうな。
そうなるとこういったレクチャーがもっと楽しくなると思う、と同時に戸田奈津子さんの存在意義が・・・(苦笑)。

会場は有楽町ビックカメラの上にあるよみうりホール。
村野藤吾が手がけたこの建築、外観は改装されていて無惨なことになってますが、このホールはまだ当時の雰囲気を残しているようでした。
特に階段や壁の曲線が美しいです。

08 July, 2007

立川→葉山

今日はお仕事、でも今日みたいな一日ならなんにもツラくない。
朝立川駅でボスと待ち合わせ。
グラフィックデザイナー佐藤可士和がクリエイティブディレクターとしてブランディングした「ふじようちえん」見学のため。
佐藤さんが園長先生達と話してる内に大事なのは建築じゃないか、ということになり手塚さんが指名されたという経緯があったとか。
大きな特徴は楕円形の変型ドーナツプランとそれをぐるぐる走り回ることが出来る屋根。
(手塚さんの代表作「屋根の家」を幼稚園にという要望があったらしい。)
園児達が遊べる中庭を確保したドーナツとなると普通ならかなりの大きさが必要となる。実際僕のカメラでは表現しきれないけどすごく大きなドーナツで規模の小さな幼稚園なら実現することが難しいけどふじようちえんは600人の園児が通う全国でも3番目に大きな幼稚園、ここ以外ではなかなか有り得ないプランだったようだ。

雑誌なんかではかなり興味深く見てたからよく知ってるつもりになってたけど実際来てみると高さ2100の軒高はかなり低いし中心が無く幅も一定ではない楕円がもたらす空間の質の変化は面白い、壁もなく建具は開け放しで存在の薄い柱のおかげで中心から放射状にどこを見ても視線が抜ける。
天井は手が届くくらい低くて室内からは園児の目の高さくらいにかがんでまわりを見て初めて空間として成立してることが分かる。
F.L.ライトのように低いところから高いところへ抑揚をつけるというわけではなくずっと低い、あくまで子供のための空間。
写真を見ると大人が巨大に見えるのが分かってもらえるかな?

屋根はシンプルです、トップライトと樹がいいアクセントに。(ただ外から中庭に向かって勾配がついてるから実際はかなり複雑な3次曲面。)

1本も切っていないという既存樹木との関係や水場なんかのディテールも微笑ましい。


一番面白く思ったのは動線、アクティビティについて。
1Fはみんなが中心に向かって走る、2Fではぐるぐる走る、全く違うアクティビティを喚起し、しかもそれを低い天井とドーナツプランにより可視化している、やっぱりこれに尽きるんじゃないかな。
こんなにイキイキした建築を見たのはせんだいメディアテーク以来でした。
ディテールや仕上げにお金をかけなくてもいい建築は出来るという好例だと思います。
ボスが手塚さんと喋ってるのをこそこそ聞いてたら「幸せな建築」って言ってたのが印象的で素敵だなと思った。
出来れば平日に600人の園児達が走り回っているところを見てみたい、この建築がもっと素晴らしいと思えるんだろうな。

見学が終わり急いで駅に向かって電車を乗り継ぎ葉山へ。
今日は内覧会、例の現場の。
買主さんにはとても満足して頂けたようで素直に嬉しかった。
頑張ったところや見て欲しいところにちゃんと気付いてくれるのはやっぱり嬉しい、報われました。
特にバスルーム周りを気に入られたようで何より。


今日は外構照明のチェックもあったのでボスには先に帰ってもらい暗くなるまで近くにある神奈川県立近代美術館(葉山館)へ。
企画展は昨年見た伊東さんの「建築|新しいリアル」展。

一度見ていたのもあって時間潰し程度に考えてたけど展覧会が驚く程に進化していた。
プロジェクトも進行しているし、場所も違う、伊東さんは当然と言うかも知れないけどビックリ。
で、やっぱり相当面白い。
台中オペラハウスの模型を見ていると涙が出そうになるくらい。

岡本太郎がピカソを初めて見た時涙が止まらなかったという話を聞いて面白くて笑ってたけど少しだけ分かった気がする(笑)と同時にさっきちょっとでも満足していた自分が恥ずかしく、関わった仕事との次元の違いに大きく凹む。
途中で閉館時間になってしまったけど機会があればまた来たいなと思えるくらい面白い展覧会です。

美術館を出て17時過ぎ、まだ外は明るいのでゆっくり砂浜を歩いて現場へ。
海や夕陽はキレイ、みんな楽しそうで最高過ぎるくらいにいい雰囲気でした。
出来ることならここに住みたいとすら思えます。

自分がこんなに海が好きだってことは最近気付いたな、東京にいるからこそなんだろうけど。
色んなところを1時間以上歩きました、こんなとこにも手塚さんの建築が。

現場も夕陽を浴びていい表情に、なかなかいいじゃないか、やっぱり。

19時くらいにようやく暗くなったのでやっと照明のチェック。
ほぼ想定内、でも思ってた以上に明るすぎたかも・・・。


帰りも駅までのバスが通る道を徒歩で、途中でカラーバリエーション豊富なビーサンが有名なげんべいでお土産を買いました。


最近この配色が好きみたい。
おじさんも控え目でとてもいいヒト、ブログや通販もあるみたい、オススメです。
この夏はキャンプに行くしちょうどいいや。
今日はなんか疲れたけどいい1日だったなあ。
こんな日が無いと仕事なんかやってられません。

そういえばスリーセブン('07.07.07)、大フィーバーの今日、シライから入籍したとの連絡が。
付き合い始めた時から別れた時、復活した時、色々見てきたから嬉しいですね、おめでとう!

06 July, 2007

新建築住宅特集 255 2007 07


今月の新建築住宅特集、読み応えがあって面白かった。
みかんぐみの曽我部さんの自邸を巡り西沢さんとの対談、妹島事務所出身の若手建築家の住宅など。
中でも青木淳さんのインタビューは面白かった。
青木さんには角が無いというか、肩ひじ張った印象が無い。
これまでよりもどんどん柔軟になっている印象。
ただ丸いだけではなくどういった手法で壊すか、暴走するのか、これを知っている青木さんはとんでもなく魅力的。
そんな中でも言葉のオリジナリティがとても印象的。
通例、建築を語る上では登場しないだろう言葉(固定観念の「脱臼」、「読み替え」や設計のプロセスを「旅」と言ったり)が何度となく出てくる。
ただ単にボキャブラリーが豊富という形容では表せないくらいどの言葉も的確でとても面白い。
会話形式のインタビューの中に普通なら何時間も悩まないと書けないような新作の作品解説の文章が簡潔に納まっているのには驚いた程です。
意識せず自然に言葉を研ぎすます、ってのはなかなか出来ることじゃないなと思った。
新しい連載では青木事務所出身の乾さんとの対談もあり充実の内容でした。

日本語って不思議で「旅行に行く」ってのを「旅に行く」って言ったり、「食事する」ってのを「食する」って言っただけで同じ行為でも受け取り方や印象が変わるんですよね、削ぎ落とされた言葉によって行為の中の無駄の無さや集中力が窺えると言うか。

最後に、、前から思っててきっかけが無かったんだけど今日のブログから英語タイトルを無理くり付けるのを止めます。
レイアウト上英字のほうがしっくりくるんだけど、ニュアンスを正確に示せるのはやっぱり日本語だな(笑)。
僕の頭も少し軽くなりました。

04 July, 2007

Labyrinth


ココでこんな迷路が簡単に作れます・・・ってのはどうでもよくてグラフィックとしてよく出来てるから載せてみたくなっただけです。
暇な時に是非(苦笑)。

01 July, 2007

Shinjuku Shark


今日はお昼過ぎに起きて昨日存在を知ったアツシのブログの過去ログを読み漁って、ヒマだったから普段出来ることなら近づきたくないと思っている新宿に行きたい衝動に駆られ一人電車に乗る。
思い立って30分後にそこに居られることは素敵。
伊勢丹やビームスのセールを覗いたりするも購買意欲を刺激されるモノには出会えず。

HMVでDVDを購入。

すべらない話はさておき鉄コン筋クリート、青春時代を思い出します。
高校生当時地元の宮脇書店で働く友達を持つサッカー部の友達に1冊300円くらいで松本大洋の全てのコミックを買ってきてもらって朝から晩まで読みまくっていた。
大学生になってからの作品は読んでないから知らないけど、それまでの作品は全部名作と呼べるんじゃないかな?
色々映画化されてるみたいだし。(全く観ていないけど)
中でもこれと「ピンポン」は大好き、あと「花男」も「青い春」も・・・っていうか全部。
甘酸っぱいなあ…。

ヨドバシカメラのカメラ館でけっこう長い間カメラに触れる。
思っていたよりチャチかったけどフジのカメラ欲しくなってしまった。(フィルムだけどね)
それより早く一眼レフを買いたいなあ、とりあえず今日はレンズのカタログをたくさん貰って帰りの電車の中で熟読しました。

帰宅してすぐにベッドの上に僕の抜け殻が、暑いからね・・・。

毎日通る原宿GAPのセールで初めて買ったシャツと何年か前に買いそびれてずっと欲しくて、やっと最近ヤフオクでかなりいい状態で落札したパンツ。
シャツは衝動買いだった割にかなり気に入っていて最近毎日着てる。
GAPって僕のイメージではバカなアメリカ人のアホみたいにデかい身体に合わせたサイズばかりだと思ってたんだけど、案外そんなことはなくてギリギリSサイズだけどバカな日本人の僕にちょうどいい。
これからもたまには覗いてみよう。(もちろんセール期限定。)
さあ今からすべらない話でも観よう。