21 June, 2006

Focusing

6/20 (TUE)
今日はよく仕事をくれる民間ディベロッパーのモリモト本社に行ってきた。
お手伝いさせて頂いた会議室フロアの照明チェックのため。
外部からのお客様、設計者からモリモト様へのプレゼンテーション、社内会議など様々な目的で使用され、いくつかの小、中会議室と大会議室で構成されている。
今回はプラン、素材、家具、照明の選定など概要は担当したものの、詳細図はウチで描いていないし、施工図のチェックもしていない。
そのぶんいつもの現場打合せよりも気楽だった。
着いた時は既に他の会議室のペンダントの吊り込みは終わっていて、大会議室のみまだ、という状態だった。

ご苦労様です。

こんな感じに。

小会議室。

日本でどこまで普及しているのか分からないけど、一部の高級な住宅やマンション、オフィスなどでは調光という概念はかなり重要視されている。
ここに限らずウチはルートロンというアメリカに本社のあるメーカーのシステムをよく採用している。
各回路ごとに明るさの調整が可能で、いくつかのシーンをプリセットとして本体に記憶させることにより、ボタン一つでそのシーンをいつでも呼び出せることが出来るため、あらかじめ調整しておくともの凄く便利。
今回のケースでは、
・会議モード
・プロジェクターを使用したプレゼンモード
・リビングでくつろぐ時のモード(リビングで実際に使う素材サンプルを見るため)
・ダイニングでの食事モード(上に同じ)
・パーティーなどでお酒を飲んだりする時のラウンジモード(上に同じ)
・トイレモード(上に同じ)
・洗面所モード(上に同じ)
などのシーンを作った。
こういったシステムが当然のように僕らが住む安アパートにも入っているだけで相当気分がいいだろうな。
その後は、本社の1Fレセプションと8F特別会議室、多目的スペースの打合せをして帰って来た。

ワールドカップもいよいよ予選リーグ最終戦が始まり気分も盛り上がって来た、でも日本人のテンションは大分下がっていると思う。
本当のサッカーファンにはこのくらいの熱気がちょうどいい。
(日本もヨーロッパみたいに、仕事が休みになるくらい盛り上がってくれるようになるといいんだけど)
ここ2年くらいサッカーを観る楽しさがまた新たな魅力として分かってきた。
こんなにサッカーを楽しく観ているのは中学生のとき以来かも。
やっぱりフランスには頑張ってもらいたいなあ。

サッカーと言えばカズ
昨日「おはぎ」を読み終えた。
この本は朝日新聞、神戸新聞に隔週で連載されていたカズのエッセイを集めたものなんだけど、サッカー人としてサッカーに対する思いが語られているだけではなく、サッカーを通していかに社会に貢献できるか、還元できるかなどを真摯に語っていて読んでいて頭が下がることばかりだった。
カズの大好きなおはぎをタイトルにしたこの本、みなさん一度読んでみてください。
僕はおはぎ嫌いだけど・・・。

Jリーグ開幕当時のようなキラキラした輝きは今は無い。
ベテランを形容していぶし銀、とは誰が言ったかよく言ったもので、今は鈍い光だけど渋みのある光を放っている。
いつまでたっても、カズから放たれている光が僕には一番まぶしいや。

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