14 January, 2008

Space for your future


1/14 (SUN)
夕方清澄白河の東京都現代美術館まで「Space for your future」展を見に行ってきました。
まず最初に、遠いよ。
何で現代美術館をこんなに遠い所に作ったんでしょう、何度も行ってるけど毎回思う。
遠いというのは僕の家からというのももちろんあるけど、東京の中心からという意味。
都が運営する現代美術の展覧会を行う美術館、これは素晴らしいことなんだけどそれが中心から外れてるのはやはり意識がそれだけ外れているということ、これはやはり悲しい。
そんなことを思ったのは今回の展覧会が期待を上回るものでは無かったからなのかも知れない。

僕はデパートよりも街にある専門店の方が好きだし、セレクトショップよりもオンリーショップのほうが好き。
これは好みだろうけど今回の展覧会はデパート、セレクトショップ的だったのでそれほど楽しめなかったのかな。
そんな中でも以前に紹介した石上さんの「四角い風船」、SANAAの「フラワーハウス」は見れて良かった。
1tもあるアルミの構造体がフワフワと宙に浮かぶ姿を見るのはやはり不思議な体験だった。
ただ重さの限界のことを気にせず言わせてもらうと、表面のフラットネスがもう少し上がるともっと良かった、ボコボコした薄いアルミの膜を認識してしまうとタイトル通り風船が浮いている(考えられないほど巨大ではあるが・・・)、ということに意識が留まり、建築、構造物が浮いているという意識まで至らなかった。
この制作風景新建築の1月号に掲載されている図面を見てしまうと「勝手なことを言ってすいません」となってしまうんだけど、ね。
SANAAのフラワーハウス、これは作品の質よりもあの場所で「らしさ」をあれほどまでに表現できていることに「さすが」と驚いた。
あとはアクリルの透明性、鬼に金棒、SANAAにアクリル、怖いものなしですね。
ガラスが重なって見える風景は反射、歪みなど予想できない面白さがあったけど、アクリルが重なって見える風景は驚くほどに抜けていて気持ちよかった。
代官山の小山登美夫ギャラリーでは既に実現しているけどまた新たにSANAAが大きな武器となるマテリアルを手に入れたな、と思いました。
後は省略。
会期はあと1週間と迫っておりますので気になる方はお急ぎを。

帰りに恵比寿のECRITUREに寄ってカーペットを購入。
オバサン趣味と紙一重、危ういところだけど気に入ってます。

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