NAKATA
今日仕事に行く電車の中吊り広告に”チームメイトが告白!「ヒデさんは自分を高く売ることしか考えていない!」”という見出しが出ていた。
別に嘘か本当か分からない(8割嘘だと思っている、また本当のことでも大袈裟)週刊誌の情報に踊らされて書いているわけではない。
ただワールドカップでの中田に対して、そういった見方が出来ると多少なりとも思っているヒトがいることに対して書きたいと思っただけ。
今回のワールドカップで中田ほど頼りになる選手もいないと思ったし、走れる選手もいなかった。
結果がどうあれ、いつも通りの(より近い)力を最も発揮できていたのは中田だった。
それは一般的なサッカーの知識があるならば、誰の目にも明らかだと思う。
問題はチームの意識と中田の意識が一致していなかったことだと思う。
これまでの4年間、新聞などで中田がチームから孤立していることがよく取り上げられていた。
しかしドイツ入りしてからの合宿当初はこれまでになく、チームに溶け込もうとしているように見えた。
不慣れなせいか気持ち悪くもあったけど、カズ効果だ!と思って嬉しかった。
でも初戦の戦いぶりを観る限り中田の考えは宮本を中心としたディフェンス陣には受け入れられず、最終ラインは深い位置に残ったまま、例えマイボールになっても・・・。
この前までやってたチャンピオンズリーグや、これまでの各国の戦いぶりを観ていて思ったのは強いチームはディフェンスラインが異常に高い。
最終ラインがボールを奪う時は相手陣内ってこともざらに。
日本にあれをやれと言っても無理なことくらい分かっているけど・・・。
(アルゼンチンなんか攻めてる時は自陣に誰もいない時とかあったからね。)
日本の場合は相手フォワードがボールを持って前を向いた時にはもうゴール前。
これじゃあ相手ボールの度にピンチだ。
この試合を観てもう難しいと思った。
中田は今回のワールドカップを「自分のために楽しみたい」と言っていた。
何も自分勝手な意味じゃなく、真意は勝ちたい、勝たないと楽しくない、ということだ。
試合を観ている限り、狙い過ぎている感はあったものの、勝手なプレイでアピールをしているようには見えなかったし勝ちたいという意識が川口とともに最も感じられた。
どこを否定するというのか。
そもそも冒頭にある「高く買ってもらうためにプレー」することは悪いことではなく、結果的にそうなればサッカー選手個人としての成功である。
誰もがその意識を少なからず持っていなければいけないと思う。
怖いのか、謙譲の美徳か知らないけどシュートを撃たないフォワードなんかいらない。
「高く買ってもらうために」アピールするフォワードが一人でもいてくれてたらなあ、と思わされたくらい。
これも色んなヒトが書いているけど(僕も書いていた)中田が試合後一人でピッチに仰向けになって起き上がれないでいたシーン、あれには色んな意味が含まれていたように思われる。
みんながこのことに触れていて、特別な自分の意見というものが見当たらないけど、一つ言えることは絶対に勝たないといけない試合が終わって中田は立ち上がれなくなったけど、みんなはすぐに戻ることが出来た、それだけ。
このことに関しては少しセンチメンタルになってしまうからここまで。
去就が注目されているけど僕はまだまだ代表での中田を観たいな。
カズの言う「日本代表としての魂」を見せてもらったから、次が出てくるまではせめて。
ここ最近は日本がワールドカップに負けた最大の原因をジーコ監督に、更には監督経験の無いジーコを選んだ川淵キャプテンにあるという報道が大半を占めている。
面白いのは、川淵さんが帰国した際の会見でうっかり次期監督候補の名前(ジェフ千葉監督:オシム氏)を漏らしてしまったことを、新しい話題の提供による、責任逃れの術だと捉えられていることだ。
有力なジャーナリスト、ひいては全くの素人コラムニスト、ブロガーまで、ほとんどが足並み揃えて同じ論調である。
(本当にうっかり出てしまったんならますます頭がおかしくなっている・・・)
これまでの日本サッカー界でこれ程まで不要論が出た前例はないだろう。
いずれにせよジェフのフロント、選手、サポーターに対しての謝罪が無いのはまずいだろう。
やめちゃえば?って思うんだけど、本当に。
ブラジル戦観戦。
なんだかんだでロナウドはワールドカップには照準合わせてくるのね。
感心します。
やっとジダン弾!
スペインと当たることになってここまでか、と思ってたけど勝っちゃったね。
次はブラジル対フランス戦。
フランスにとっては一番の正念場。
今回こそアンリはロナウジーニョに勝ってくれるだろうか。
2 comments:
中学、高校と毎日毎日、暑い日も寒い日も、
必死に練習してきたけど、届かなかった全国。まして、Jリーガー、日本代表なんて夢のまた夢だったのに。
そんな日本でサッカーが一番うまい奴らが集まった集団でも世界に出るとあっさり負けてしまう。なんかすごく悲しいな・・・。
それでも本当に動けなくなるまで必死に戦ってくれたのなら、まったく文句なんてないんやけど、いまの代表メンバーでそういうことを見せてくれたのは中田だけだった気がするね。
94年の代表なんて、今のメンバーに比べれば技術なんて全然やったと思うけど、
“魂”があったよね。だから負けたときは
すごい泣いたけど、いまはそんな気にならない。腹立つし、悔しいよな~。
カズ→中田ときた“魂”はほかのメンバーには届かんかったようや・・・。
次、この“魂”を受け継ぐものが現れるのに期待します!
中田が次も出てくれるよ!
うまいだけではダメってことが今回よく分かった。
俊輔、小野なんかはテクニックだけならかなりイイ線いってるはず。
戦術、気持ち、チームでの統一が出来ていないと日本は勝てない。
オシムに期待。
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