31 July, 2006

Confession of intruders

先々週かな?
読み終えました、「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白 / 斉藤寅」

文章の書き方が少し大袈裟なことと、なんでそこまで細かい描写が出来るの?という不信感があってどこまで真実なのか疑わしい点は多々あり、読むのも多少めんどくさいところもありますが、著者が言うようにクリミナルグループ(韓国、中国、ベトナムなどのアジア系留学生、研修生などで構成される犯罪集団)の数人がこの犯罪の実行犯だったとしたら、これまでに日本で起こってきた外国人による犯罪(曾根崎風俗嬢殺し、大分恩師殺し、名古屋女性風俗店長誘拐殺人、福岡一家殺人など)もそうだったとしたら、とても恐ろしい。
(最近では有名女医の娘が誘拐された事件もグループの手によるものだという見方があるらしい。)

彼らの目的は一貫してお金、それ以外の復讐の念や、突発的なものや、憎悪、怨念による殺人はないらしい。
一部の愉快犯や無差別の殺人を除いて、お金だけが目的で動機である、というのはシンプル過ぎて不気味。
日本はこれからもっと増えるであろう富裕層と低所得者層、この本に真実が書かれているのなら日常的にこのような事件が起こることは必至なのかも。
この本は著者の達成感からくる自慢に近い話が中心ですが、警察の体制に対する不満も多く語られています。
全国にクリミナルグループの手による事件が点在しているが、解決している事件でさえその実情を管轄外の刑事達は知らないし、興味すら持っていない。
散らばったその点を全てつなげて線にすることは少しの努力と関心、興味を持てば容易だったのではないか、と指摘しているように思える。
確かにその通りだと思うし、市民への捜査のムダな協力要請が減るだろう。
こんなことはその最たるもので、笑えない。

深夜に僕が世田谷通りを自転車に乗って走っていると必ず止められて、防犯登録のナンバーを確認されるんだけどあれもいい加減やめて欲しい。
警察は人手不足なんじゃないの?
いつも一つの交差点に3〜4人くらいいるよ・・・。
最近は凄く不機嫌そうに(キレ気味で)応対すると途中で「気をつけて!」って言って帰してくれるし(笑)
何やってんだろう。

話がずれてしまったけど、面白いのがこの本の出版について警察から異例のコメントがあったこと。
真実が解明されていないのに、警察の認識していることとの相違点を指摘してどうなるっていうのだろう。
警察が発表することよりも一記者の書いた本が真実味を持ってしまっていることを認めてしまっているのかね。

今の家に引っ越してきてから気づいたんだけど事件の発生した現場は結構近所。
いずれにせよ早く解決して欲しい事件ですね。
遺族の方が癒されることは無いにせよ、せめて怒りの矛先をどこかに定められるためにも。

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