03 July, 2006

Les Bleus est la meilleure!

先週は週末にプレゼンを2つ控えていたからまあまあ忙しい日々。
6/28 (WED)
アイカ現代建築セミナーに行ってきた。
自分で抽選に応募すると大体選外となるほど、毎回超BIGな講師を招いて行われるこのセミナー。
今年の講師は現在の建築界でレム・コールハースと並び、トップと称されるフランスの建築家Jean Nouvel/ジャン・ヌーヴェル
この貴重な入場券をお仕事をさせて頂いている関係で、主催のアイカの方に頂いた。
レクチャー自体はまあそれほどに、ただ単純に生ヌーヴェルを見てみたいというミーハーな思いのみで参加させて頂いた。
本当に行きたくても参加出来なかったという方、ゴメンなさい。

内容は以下の最新4大プロジェクトについて。
・Agber Tower / アグバー・タワー / Barcelona, Spain / 2005
・Extension of Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofia / Madrid, Spain / 2005
・Musee du Quai Branly / ケ・ブランリー美術館 / Paris, France / 2006
・Guthrie Theater / Minneapolis, USA / 2006
どれも自分の考えが及ばない程、壮大な規模でありました。
ただ細かなところでは収穫アリ、だと思ってます。

6/29 (THU)
朝、事務所に行く前に東急ハンズに寄ってお買い物。
ここに来ると帰りはいつも徒歩で事務所へ。
ハンズから渋谷駅へ行くのと、ハンズから原宿駅へ行くのは大して距離も変わらないというのもあるが、丹下健三による国立代々木体育館を見ながら帰れることが大きい。

HPシェル(ハイパラボリックパラボロイド曲面)構造によるな屋根が特徴的なこの建物は多数の丹下作品の中でも最高傑作の一つに数えられる。
建築家はもちろんのこと、構造設計者、技術者、現場監督、様々な立場で建設に関わったヒト達が皆、自分がこの建物を造ったと自負しているという素晴らしい建物。
建築ってそういうものだから。
なにも建築家だけが素晴らしいのではない。
一度地図や、google earthなどで上空から眺めてみることをオススメします。

この日は結局徹夜になってしまった。

6/30 (FRI)
特に大きな問題はなく、なんとか2つのプレゼン終了。

ドイツ対アルゼンチン戦を観る。
負けてほしいと願っていたドイツがここでもしつこさを発揮。
観るのを楽しみにしていたアルゼンチンはここで敗退。
リケルメを退げてメッシを出さなかった監督はやはり非難されるのだろう。
メッシをもう少し観たかったな・・・。
イタリア対ウクライナは後半途中で力尽きて眠ってしまった。
徹夜で疲れていたことと、イタリアの面白くなく、巧いサッカーが僕を眠りにつかせてくれたのだろう。

7/1 (SAT)
異常に早く過ぎ去ったように思えた6月。
もう本格的に夏がやってきた、憂鬱。
今日は乃木坂のギャラリー間へ。
ちょっと楽しみにしていた「Steven Hall / スティーブン・ホール展」を見た。


ポエティックな部分が目立っているように思えるが展覧会を見る限りそういう印象はあまり無かった。
その後「スーパーノーマル展」を見るため、アクシスギャラリーへ向かった。
途中旧防衛庁跡地、ミッドタウンプロジェクトの現場を眺めてみた。
今のところ大きなオフィスビルが出来たなあ、という印象しか持てない。

アメリカの巨大組織設計事務所、SOMがデザインアーキテクトを務めているこの建物、いかがでしょう?
同じくアメリカのKPFが手がけた六本木ヒルズ、森タワーのほうが東京という街のシンボルとして、成功していると思えるのは僕だけでしょうか。

お目当てのスーパーノーマル展は評判通り、なかなか面白かった。
深澤直人氏ジャスパー・モリソン氏がキュレーションしたこの展覧会は、日常にあまりに馴染み過ぎているものから有名な椅子までセレクトされているが、派手なもの、新しいもの、奇抜なものは一切無い。
「普通を超えるふつう=スーパーノーマル」を掲げて普遍的なものの中から本質を見出そうとする企画。

最終日間近ということもあって雨の中大勢のヒト達。

セレクション自体はこのお二方なので、ほぼ異議無しでした。
中でも嬉しかったのはこれ。

よく昼メシに利用しているアジアンランチが使用しているお弁当容器。
毎回、よく出来ているなあと思っていたしいいデザインだなあと思っていたので。(もちろん再生紙を利用している、と思う。)
ここでもジャン・ヌーヴェルは登場していて、写真にあるようにセレクトされたプロダクトは大小のテーブルに置かれている。
このテーブルが氏のデザインなのだ。(LESS / 1994 / UNIFOR
極限まで薄く見えるようデザインされた、本来オフィス使用を目的としたテーブル。
この配置がなかなか巧くて、ヒトの動線と、番号をあてられたモノを順番に見る、という流れをしっかりコントロールしていた。

途中出会った「今日のワンコ」。

なかなかいかしたスメルでした。

帰りに六本木、芋洗坂のCOMPLEX内にあるギャラリー、magical ART ROOMに立ち寄る。
とても面白い作品がいっぱいあって実はこの日、一番の収穫。
残念ながら写真は撮っていないので是非行ってみてください。
とってもいいので今後目が離せない、かも。

帰って世紀の一戦(大袈裟)フランス対ブラジルを観戦。
今度こそダメだと思っていたら、なかなかブラジルの調子が上がらない、というよりフランスの守備システムが徹底している。
0-0のまま前半終了。
この時点で先制点はフランスだろうと確信出来た。(それがほぼ決勝点になるだろうことも)
珍しく本当にその予想通りになってしまった。
そう、王者撃破!である。
結果論でしかないけど守備的なフランスに対してなぜかいつもより少し守備的な布陣をとったブラジルが攻めあぐねているのは誰の目にも明らかだったのにアドリアーノは前半のうちには出てこなかった。
守備的だが攻撃センス抜群のアンリ&ジダンを前線に置いて、あとのみんなは働き者、というフランスはブラジルから点をとる術をいくつか用意していた。
ラッキーではあったが先取点を取ってからの試合運びも、ただ守りきるという意識ではなく素早くジダン、アンリに預けてカウンターを狙うなど、どこぞの国とは大違いの試合巧者ぶりでブタがドリブルで仕掛ける意外はほとんど危ないシーンは見受けられなかった。
最後のフリーキックも皮肉なことにジュニーニョは退いていて、ロナウジーニョが外してしまい万事休す。
フランスがブラジルに勝ったという事実は素直に嬉しいのだが、ブラジルがこんなところでいなくなってしまうのはやっぱり寂しい。
フランスが1位通過して、決勝でブラジルを下す、というシナリオを描いていただけに残念。
ただ今大会のブラジルは失点こそ少なかったが不調だったことは否めない。
初めて強豪と呼ばれる国と対戦してあっさり負けたのだから、どこと当たっていても負けてたかも知れない。
ただサッカーファンとしてロナウジーニョの悲しそうな顔を見るのはやはり辛かった。


ベスト4に残った4つの国はヨーロッパ、うちの3カ国は優勝経験あり。
まだまだサッカーの歴史は大きく動かない。
フランスがいなければポルトガルが優勝するのが面白いと思うけど、やっぱり負けてほしくない。
しかし予選リーグにほぼ波乱無しだった今大会は、どのカードも気が抜けない好ゲームの連続。
第1シード国の中で唯一、2位通過してしまったフランスは毎試合決勝戦みたいな相手でかわいそうだけど、頑張ってほしいな。
試合を重ねるごとに安定感が増しているように見えるから、本当にフランスが優勝するじゃないかな。(セルジオ風)

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