22 August, 2007

夏休み '07

忙しくてすっかり日常に戻ってしまった感があるけど夏休みのことを。
最初に断っておくけどこの夏休み日記、僕と関わってないヒトは全く面白くないと思います(苦笑)。

8/10,11 (FRI,SAT)
夜19時からの打ち合せを終わらせ少し片付けて集合場所の登戸へ。
今回の帰省は買ったばかりのあきちゃんの車で。
出発は22時くらいだったろうか、神奈川で早くも渋滞に巻き込まれる。
結果から先に言うと一晩走り続けてもまだ名古屋辺り・・・朝になり行く先全ての渋滞に巻き込まれ吹田JCT前では最長45kmなんてのも。
地獄でした。
みんながいたおかげで楽しくもあったけど一人なら激しく後悔してるところ。
結局高松に着いたのは16時過ぎくらい・・・。
何よりまずはうどん、屋島の麓にある「わら家」へ。

釜揚げとざる、生醤油のみ、シンプルこの上ないメニューでしたが期待していた以上の美味さ。
約19時間のドライブの疲れをわら家のうどんがしっかり癒してくれました。

実家に帰って親父の仕事仲間とのBBQに参加。
ちょうど地元のお祭りの花火が海越しに見れてちょっと得した気分。

ただ一睡もしていない上に気分良くビールを飲んで足下フラフラ、お祭りにみんなを呼び出すも待ってる間に道端で寝てしまいみんなに発見されるまで記憶無し。
みんなが言うには何かが取り憑いているように怖かったらしい。
これまで何度かこういうことがあったけど・・・疲れてる時の酒って怖いね。
その後は一時回復し、トッピの家で飲むもまたすぐ寝てしまう。
(この日記長くなりそうだな…)

8/12,13 (SUN,MON)
目覚めたのはトッピの家、みんなとの集合時間ちょうどに・・・。
今日はキャンプ、と言っても目と鼻の先にある蔦島という無人島。
すぐそこにあるとは言え、船に乗って向かうと自然とテンションは上がります。

10分弱船に乗って着くと先ず火起こし。
(色んなところにいて、BBQの材料を開けるとすぐに群がる蝿が気になる・・・。)
外で食べるとどうしてあんなに美味しいのだろう。
自分たちで火を起こして工夫しながらのプチサバイバルは思いの外楽しかった。
食事の後はお目当ての海、何年振りかな?海で泳ぐのは色々と面倒だけどこれだけ近くにあるとそれも気になりません。
海から上がってすぐに晩ご飯のカレーの準備。
これは美味かった、思わず食べ過ぎてしまった程。

食べ終わった後呆然としてしまった、「さて・・・」もう何もすることが無い。
最終の船も出てしまってキレイな海はプライベートビーチ状態、それだけで幸せなんだけどね。

みんなも無理矢理テンション上げてみたり・・・まあ本当に楽しかったけど。
何か恥ずかしいな、この写真・・・自分が写ってなくて良かった(笑)。

本当に何にも無いので山の頂上にある天狗神社を目指してみんなで歩いた。
神社は大したこと無いけど夕陽がとってもキレイに見えました。

小さな島のほぼ半分くらいを歩いて暗くなる前に元の場所へ戻ってきた。
そこからはひたすらおしゃべり、途中花火やったり。
何人か以外はほぼ一睡もせず朝を迎えて、みんなで朝日も拝んで調理場の片付け。
異常なほど、もう本当にへこむくらい蝿がいっぱいたかっていて、蚊に刺されて・・・泣きたかったです。
朝8時の船が着くまで仮眠をとり、海を渡ってみんなでナオさんオススメの臭い竹輪の天ぷらがのったうどんを食べて解散しました。

夕方から家族でじいちゃんの墓参りに豊浜へ。
遠浅の海からまたまたキレイな夕陽を拝むことが出来ました。

こんなとこで眠ってられたら幸せだ。
帰りに親戚、家族一同でメシ食って白井の家へ。
結構飲んでみんなテンションあがってサイコロゲーム、すごくシンプルなルールで罰ゲームを執行したいがためのゲーム。
ナオさんが受けた70発デコピンの刑は一生受けたくありません(苦笑)。
僕も休み中しっぺによる腕の腫れが治まりませんでした。

8/14 (TUE)
朝白井の家から戻り親父と話しているとベンジーの様子がおかしかった、夏バテかな?と思い外へ連れ出して一緒に涼んでいたら何とか回復してきてホッとした。
でもどこか寂しげな表情。

親父が犬小屋の掃除なんかをしている間、1.5時間くらい外の日陰で一緒に涼しい風に吹かれてお昼寝、幸せな時間でした。

その後タッチンと親父とうどんを食べに行って、競艇にも行って(惨敗・・・)トッピの家。

昨年の6月に結婚式を挙げたテルの出産祝いのお買い物をして夜はサッカー。
向かう途中にある海、またまた夕陽。
高校生のとき毎日電車から見ていて慣れていたはずなんだけど、今見ると本当に息を呑むような美しさ。

サッカーは楽しかった、大人になって世代も関係なく混じり合ってみんなでひたすら。
毎週(こんなに集まらないかも知れないけど)こういう時間があることが羨ましいです。
それにしてもみんな元気、サッカーやってて良かったと思います。
みんなとダラダラお喋りしてたかったけど親父と約束してたから早めに帰って一緒にベンジーを洗ってあげた。

ずっと臭かったけどいい匂い&フワフワになりました。

8/15 (WED)
お昼前まで寝て親父とオカンとお昼ごはんを食べにいつもお世話になっている喫茶サンへ。
みいちゃん夫妻にも久しぶりに会うことが出来ました。
旦那さんのモトキ君ともゆっくり話すことが出来て楽しい時間でした。
年齢は1コ下なのに僕よりしっかりしていて、素直で明るい好青年、照れました。
帰る度、時間があまりなくてもここへは立ち寄って元気を貰っています。

その後親父、オカンの知り合いで僕も何年か前に会って話したことがある岩本さんの別荘へお邪魔することに。

南フランスを意識したという別荘は正直それほど期待していなかった、大体こういうのは中途半端で終わってしまうことが多いから。
でも思っていたよりも全然すごくて、こだわりが半端じゃない。
普段はブティックを経営していて忙しいはずなのに植物なんかも自分で手入れしていて本当に感心する。
僕らがお邪魔する前も土仕事中だったようで、泥だらけの顔で自慢する岩本さんがとっても嬉しそうで、全く嫌味がなくて清々しかった。
建築が好きで聞かせてくれるお話も飽きませんでした。
いい齢の重ね方だと思うなあ。

その後トッピカップルに会ってメシ。
この日に帰る白井カップルに会い、挨拶して朝までトッピの家で酒を飲みながらダラダラ。

8/16 (THU)
トッピの家で目覚めてうどん巡りへ。
先ずは5年振りくらいかな?飯山にある「なかむらうどん」へ。
車ではとても曲がりにくかった名物のコーナーも、オンボロだった小屋もきれいになっていて面影がだいぶん無くなっていたけど、優しい麺、さっぱりした出汁の味は変わらず、間違いありません、美味かった〜。

次に目指すは僕もまだ行ったことの無い名店中の名店、坂出にある「がもううどん」。
このお店はうどん巡礼がブームになった数年前、なかむらうどんなどと並んで当初から必ず名店に挙げられるほどの超有名店、これまで行ったことが無かったのが不思議。
麺通団のラジオで発表されたうどん好き50人が選ぶ「好きなうどん屋ランキング」で1位に輝いたほど。
場所も意外とアクセスし易く悪くない、ただ着いて愕然、本日終了の看板が・・・。
なんとか交渉してみるも「1玉も残ってない」とのこと。

しょうがない、頭を切り替えて高松市内の名店「竹清」へ。
お昼過ぎ14時前というのにこの行列。

店先ではおばちゃんが汗を流して天ぷらをこしらえていた。
ここは最近では珍しくない半熟卵天ぷらを開発したことで有名、それが楽しみだったんだけど残念ながら売り切れ、竹輪天を注文。
うどんもそうだったけど天ぷらも味が少し濃過ぎる気がしました。
香川の中では大都会の高松で働く疲れたおじさんに合わせるとこれくらいの味の濃さがちょうど良いのでしょうか。
それでも充分美味しかったけどね。

トッピがパスポートを作るとのことで、久しぶりに香川県庁(設計:丹下健三/1958)へ。

やはり風格が新庁舎とは比較になりません。
木造のフレームのように繊細な構造体で、古くなったコンクリートが木に見えてくるから不思議。
コンクリートを用いた日本的な表現に取り組んでいた時代の代表作ですね。


帰りにヤッサン達が結婚式の後2次会をするというお店でお茶して帰ってきました。

夜ごはんはみんなでカレーを作ろうということになり、買い出し。
テルにお祝いを渡していなかったこともあり、テルの家で作ることに決定。
料理はほぼタッチンと女性陣にお任せして、僕ら男性陣はWiiに励む。
生まれて3ヶ月弱の奏(かなで)ちゃんは可愛かった。
言葉とかよりも僕が出す音とかに反応してたまに笑ってくれるのがたまらなく嬉しかったな。

手なんてこんなに小さくて。
指や爪はもちろん、筋肉もあってとても良く出来てます。
人間が作り得る中で最も精巧なプロダクトかも知れません(笑)。
僕らがプレゼントした洋服、大きくなって早く着て欲しいです。

Wii、初めてやってみたけど面白いねこれ。
任天堂はやっぱりすごいわ。
ゲームも面白いけど、サブ的なキャラ(似顔絵)作りが楽しかった。
みんなで「あーでもない、こーでもない」と言いながら作ると段々そっくりになっていくのが面白い。
(ちなみに僕は右下です、どうですか?)

今日でトッピ達は休みが終わり、僕らは明日東京へ。
この日は早い時間に解散しました。
家に帰ってベンジーの散歩して、家のエアコンの調子が悪くあまりに暑いので親父とオカンと深夜のドライブに出掛けました。
久しぶりで楽しかったけど、若い子のグループや夜勤明けのくたびれたオジサン達のいる、深夜3時のファミレスにいる親子って普通じゃないよね、っていうかちょっとキモイ(苦笑)。
でもゆっくり色んな話が出来て有意義な時間でした。

8/17 (FRI)
眠かったけど何とか早起きしてオカンと丸亀にある猪熊弦一郎現代美術館(設計:谷口吉生/1991)へ。
現在開催中のエルネスト・ネト展、日本での大規模な個展はここが初めてとか。

ここでちょっとしたサプライズ、開館時間ぴったりに入ると何やらカメラマンやテレビ局の方らしき人達が・・・チケットを買うと「おめでとうございます、この展覧会の10,000人目の来館者です」とかなんとか言われて、ケーブルテレビと読売新聞に記念品のTシャツをもらうところを撮影をされたり、インタビューされたり。
ツいてるのかどうか分からないけど、こんなことでツキは使いたくなかったな。
僕は未確認だけど18日付の読売新聞にしっかり掲載されていたみたいです、恥ずかしや・・・。

肝心の展覧会は期待していた通り素晴らしかった。
視覚、触覚、嗅覚などの感覚器官を動員して人体の内部を思わせる空間を楽しむことが出来るのが魅力。
ただ展覧会の説明にある「谷口吉生の作り出した空間と・・・」みたいなことはどうでもいいというか、感じられないから書かない方がいいと思ったけど。

楽しみにしてたけどなかなか機会が無くて香川滞在最終日まで来れなかった、でも無理して早く起きて来た甲斐がありました。
Bluemarkが運営するカフェレストMIMOCAもオススメです。

丸亀でアキちゃん達と合流しオカンとはここでお別れ、お世話になりました。
お昼はリベンジ、再度「がもううどん」へ。

お昼時だったこともあり、案の定並んでいたけど回転が早い、ストレスを感じること無くうどんにありつけました。
美しいですね。

感想は一言「最高」さすが讃岐うどん界長きに渡って最上級に君臨し続けているだけありますね。
出汁も麺も特に個性は無く普通、でもバランスが良くお店もいい雰囲気。
僕の中のランキングではいきなり3本の指に入る美味しさでした。

満足した僕らは高松に立ち寄りユカリを拾っていざ東京へ。
帰りは神戸〜大阪間で少しダラダラしたくらいでそれほど長い渋滞には巻き込まれなかった。
行きは東名高速を利用したのに対し、帰りは中央道を選択、これが功を奏し更にスムーズに。
良かった良かった。

今回の夏休みは海に行ったこともあるけど、空や雲、海、山など田舎ならではの風景がやけに美しく感じた。
向こうは変わらず待ってくれている訳だから僕の感受性が微妙に変化しているだけなんだろうな。

東京、世田谷に着いたのはAM1:30、長旅を共にしたみんなお疲れさま、楽しかった・・・よな?
熾烈な助手席争奪ジャンケン、次までにはもう少し鍛えておくよ。

ほとんどの運転、帰りは完走のドライバーあきちゃん、本当にお疲れさまでした。
新しい車に更に愛着が沸いたことでしょう。
(運転してるところを撮りたかったのでお願いしたらこんなカッコいい表情に・・・プッ。)


ふう長かった、仕事の合間など少しずつだけど3日がかりくらいで書き上げました。
夏休みの絵日記の宿題を一気に仕上げていたのを思い出しました(苦笑)。

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