25 December, 2006

Shinro Ohtake


12/23 (SAT)
やっとこさ行ってきました、現代美術館でやっていた「大竹伸朗 全景1955-2006」。(24日まででした)
最終日前日だったこともあり大盛況。

全「スクラップブック」から幼少期の作品(美術の授業なんかで書くような絵なんだけどこれが上手い、中学生くらいからのものは立派なアートピース)に始まり近作まで、あまりに膨大な作品の数に圧倒され見終わる頃にはくたびれてしまってたけど見応え充分、感じること充分の迫力の展覧会。
この人の作品はコラージュやものすごい立体感のペインティングが有名で、もちろんそれらも好きだけど僕は作品集も持っているRETINA(網膜)というシリーズの中の白のシリーズが一番のお気に入り、今回初めて実物が見れて嬉しかった。
印象的だったのは鉛筆でのドローイング。
モノクロの作品は不自然な程に輪郭線がはっきりとしていたのに、カラーになると色と陰影のみで輪郭を定めない。
モノクロの強さとカラーの柔らかさが同じようなモチーフでも対照的に感じられ面白い。
このヒトを知るきっかけになったEYEちゃんとの共作や初めて見る初期のコラージュ作品も素晴らしかった。
見えているもの(見ているもの)の本質とリアリティ、本質と薄っぺらさが同じ作品の中に共生している様は違和感こそあるが説得力あり、そしてたまに笑える。
地下では本人(ダブ平&ニューシャネル)によるライブが行われていた。

コンサバなイメージを持っていた現代美術館がこのような展覧会を企画してくれたことに拍手!

帰りにZAMIANGで行われていたstussy world tourを見るも大竹伸朗の後ではうーん・・・って感じ。
このスケシンのグラフィックは好きだけど。


今回の投稿(bloggerでは投稿って呼んでるけど一般的にはなんて言うの?)でめでたく100回目。
よくもまあ続けて来れたものです。
自分がその時に感じたことや考えたことを新鮮なまま文字にして記録すること、正直このことにあまり意味を感じていなかったけど、しばらくして見返すことに意味はあるのかな、と今は思ってます。
いくら意識したところで主観は主観、近い未来の少しだけ変わった自分が第3者的主観で読むことが出来ることに多少意味があるような気がしています。
ということはまだ日記の域を超えてなくてブログのメリットを見出せていません、日々精進。
今後ともよろしく。

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