21 February, 2007

Waka

先週末はワカの結婚式に出席するため、名古屋→大阪→神戸へ行ってきました。
2/16 (FRI)
ある現場の検査を終えて品川から新幹線に飛び乗ったのが、21時過ぎ。
名古屋へは23時前に着き、エリナ、リカッペと合流。
この日初めて寝袋を体験したんだけど、思いの外、快適で事務所にも一つ欲しいな、なんて思いました。

2/17 (SAT)
早起きして電車を乗り継ぎ豊田市美術館(設計:谷口吉生/1995)へ。
あまりに大きくて僕のオモチャデジカメでは収まりきらないため、初のパノラマ加工。

美しいです。

丸亀に続き、ここを経て、法隆寺宝物館やMOMAへの流れはしっかり読み取れることができます。

クールな仕上(メタル、アルミ、ガラスなど)と自然のもの(石や木、水など)の組み合わせのお手本のような建築で、あまりに清潔過ぎてこっちが恥ずかしいくらい。

明るく、真っ白ではない暖かみのある空間はどこまで計算しているのだろう、外は曇っていたから人工光も混ざっていると思うんだけど、内部空間は壮大なランドスケープ以上にとても気持ちがよかった。


インテリアのディテールは更に精度を増し、文句の付けようが無いほど。
究極の旦那芸です。

階段のデザイン、手摺のディテールはいつも同じってわけじゃないので、勉強になります。

敷地の奥にある茶室も谷口建築。
さすがに和風建築も上手い、でも現代の材料を使っていかに構成をシンプルにするかが谷口建築の魅力だと思っているので、茶室はややつまらなく思えた。

谷口さんの建築はいつも、訪れる前の期待以上のものを与えてくれる。
あらかじめ雑誌等で見ていることがほとんどだけど、写真って言うのはあくまで見ている「つもり」、知ってる「つもり」になってるだけなんだな、情報として得ているだけなんだな、って思わせられる。
(写真というメディアを否定している訳ではなく、訪れた後じゃないと写真の魅力もうまく理解出来ないということ、空間の捉え方だとか、空気感だとか。)

ヒロユキさんと合流し、念願の帝国ホテル(設計:フランク・ロイド・ライト/1922)へ。
(ただ、ここ明治村にあるものは東京千代田区にあった建物を1967年に解体し移築したものです。)

外装はレンガタイルと昨年採掘場まで見に行った大谷石がメイン。
空間構成はお得意の緊縛→解放の連続でメリハリがかなりあり、これはもともとライトが日本の建築から影響を受けたものだと言われている。

先程までとは打って変わって、目もくらむようなディテールばかり。

2F正面奥から振り返ったところ、絵画のよう。

ただ大正時代に建てられたこの建物が明治村に存在することは意味不明。
その他色々と見て回り明治村を後にする。

新幹線の時間まで、名古屋市内を色々と車で案内してもらいJONIOのブログを見て気になっていた御園座のアイス最中もしっかり食してきました。

あんこが嫌いな僕は、美味しい最中がこれほどにサクサクだなんて知らなかったから、アイスのソフトさ以上に感激しました、まさに「目から鱗」です。

ついでにリニューアルオープンしたばかりのアンダーカバー名古屋も。

青木さんの記念すべき初LV建築も通りがかりに。

そのまま名古屋駅まで送ってもらい、大阪へ。
フッサンと奥さん、サユリちゃんと会い、一緒にうどんを食らう。
カレーうどんが名物のお店でみんなカレーうどんをオーダーしたんだけど、オーダーがうまく通ってなくて、通常のダシのうどんになってしまったが、久しぶりに讃岐とも違う、大阪のうどんの味を楽しむことが出来た。
やっぱりダシは関西、もちろんカツ丼なんかも東京に比べて関西のほうが圧倒的に美味い。

2/18 (SUN)
フッサンの車に乗っけてもらって神戸へ。
オモチャみたいなsmart for four、(笑)。

僕らが式場に着いた頃にはいつものメンバーが先に揃ってました。
最近では誰かの結婚式でもない限り会う機会が無いけど、会えばすぐに学生時代のノリが戻ってきます。
ワカとは大学生時代、最も会うことが多かった友達。
みんなで遊びに行くこともあったし、2人で朝まで飲むこともよくあった。
人見知りな僕は2年生が終わるくらいまで、まともに友達と呼べるような存在が大学には出来なかったけど、ワカや今でも仲良くしている人達と仲良くなった頃から一気に大学が楽しくなった。
同じような感覚で、楽しいところも嫌味なところも理解し合える、僕にとって貴重な存在。

結婚式も無事行われ、ワカは最初こそ緊張した表情だったけど、終わる頃にはリラックスした表情、さすがです。

新郎ワカと新婦カッちゃんは高校生の頃から11年間愛を育み、この度めでたく結婚、素晴らしいね!
報告を聞いたときは凄く嬉しかった。

色んな方のスピーチを聞きながら、僕も知っているワカのしっかりとした面や面白い面を他の人たちと同じように共有出来ていることを知り、仕事上のお付き合いのある方から、僕の知らないワカの成長している面を教えてもらい、感心してほくそ笑んでいると、次のスピーチはなんと僕のところへ!
完全などっきり、アドリブでこの場をやり過ごすしか無かった。
せめて式場に入った時くらいには教えてもらいたかったな(苦笑)。
ビデオを後で見るととんでもない表情で驚く僕の顔が撮られていることでしょう。
でも他の方が伝えていなかったワカの「毒」の魅力や鋭さは伝えることが出来たし、まずまずかな。
何よりワカは僕のつたないコメントからでも、2割、3割増しで意味を受け取ってくれる器を持ち合わせているので良しとしよう。

披露宴のクライマックス、ワカの親父さん(驚くほどにそっくり!)の挨拶にグッときた。
正確には横で聞いているワカの表情に。
ずっと落ち着いて、どっしりとリラックスしていたワカの表情が一瞬崩れそうになり、こらえるのを見て僕も涙を我慢した。

とても爽やかでいい披露宴だった、楽しませてもらいました。
2次会までは少し時間があったのでみんなでROUGH RAREで時間潰し。
ぐったりダラダラしてたけど、楽しかったなあ、特にトモ君、ここには書けないけど面白エピソードあり過ぎ・・・。
それを次々にみんなに話してくれるミクラ君のトークのペースはさすが関西人、感心します。
2次会も終始和やかに。
最初こんなだったワカが、

最後はこんなことに・・・。(笑)

3次会は大学時代の友人だけで得意のミュンヘン。
あまり時間が無かったけど貴重な会合でした。
東京組の僕とケンジロウはみんなに見送られて夜行バスで東京へ。
三宮を出て新神戸へ着く頃には寝てました、疲れてたんだなあ・・・。
結構ハードな日程で、3日連続まともに布団で寝れず、身体に嫌がらせをしましたが、そんなのチャラ。
また良い週末を過ごせました。
2007年、結婚式ラッシュはまだ終わらない・・・。
ワカ、カッちゃんお幸せに、また遊んで下さい。

1 comment:

Anonymous said...

Imperial Hotel are cool. Futt-san becomes bald.