One Year
気がつくとblogを始めて1年が経っていた。
何となくつけたタイトル「idleness」は色んな意味があって(1:無為, 怠惰;遊んでいること、2:無用, むだ、3:根拠のないこと)、今ではなんだか気に入っている。
その中でも「根拠の無いこと」ってのはいいね、胡散臭くて。
「根拠の無いこと」をいくつもここへ綴ってきたと思うけど、嘘をついたことも、本心以外のことも書いていないので大目に見てください。
始めた当初は1年も続けているとは思ってもいなかったけど、友達なんかに会うとたまに「blogで言ってたよね」とか「blogで見たよ」とか言われることがあって、それが少し恥ずかしいけど、嬉しくもあって続けて来れたんだと思う。
前にも書いたように未だblogを続けている意味はよく分からないけど、blogを書いていることで自分の日々の過ごし方に影響を与えたのは確か。
ここ何年かの間で、自分の生活にもネットワークを介したコミュニケーションツールが圧倒的に増えた。
自分はどこまで上手く付き合っていけているのか、よく分からない。
見たい景色、アート、建築、プロダクト、映像、テレビや映画などのコンテンツ、人、真実(あくまで2次情報だけど)なんだってインターネットさえあれば見ることが出来て、極端な例だけど、ネットミュージアムやネットショールーム、ネットディスプレイみたいなものまで存在する。
ほとんどの現代人はヴァーチャルな世界にも籍を置いていて、身体までも持っている、ともすればその主従関係さえも曖昧で、現実の身体は生きるための装置に過ぎない、という人もいるだろう。
でも自分はそうではないし、そうなりたくはないと思っている。
とても便利なツールであり、手放せないのは確か、でもあらゆるネット上に存在する事象に実はそんなに興味が無いのかも知れない。
素晴らしい音楽をライブで聴くこと、迫力のあるアートを生で見ること、建築を自分の身体で体感すること、家具に触れたり座ること、
街をあても無く歩くこと、知らない土地へ身を運ぶこと、友達と汗を流し体を動かすこと、顔を合わせて打合せをすること、好きな有名人を街で見かけること・・・そのどれもが現実の世界でしか体験出来なくて、そのどれもがいかに素晴らしいことか僕は知っている。
そのことを誰かに伝えたくて、共感したくて、忘れたくないからこの先もblogを続けていけるのかも知れない、なんて思っている。
とりあえず1周年、これからもよろしく。
2 comments:
久しぶりにお邪魔しました。Akoです。
ブログ1周年おめでとうございます。
私は、なかなか続きません:)
それにしても、、、本当に夢の中でも生きられちゃう妙な世の中ですが、ライブでしか味わえない大きな感動ってやっぱりこの上ないですよね。便利な世の中になっても私はやっぱりシンプルでいたいし、本物を味わいたいな。
では、また!
お久しぶりです。
どうもありがとうございます。
この先どんどんコンピュータやネットワークが進化すると、ついには人間の手に追えなくなるんじゃないかな?なんて思います。
扱う側の意識次第で便利なツールにも厄介な生き物にもなり得るので油断大敵ですが、いつまでもかわいいやつだなあ、なんて思っていたいですね。せっかく人間が作るものなんだからリアルな生活を豊かにしてくれないと意味が無いですよね。
では、また!
Post a Comment