長坂常さんのトークショー
6/28 (SUN)
お昼、青山ブックセンターで行われた長坂常さんのトークショーに行ってきました。
長坂さんは先日も書いたけど衝撃的な問題作「奥沢の家」の作者。
ゲストに同級生の中山英之さんと西澤徹夫さんも。
このお二人のことはGA JAPANの連載で知り、それ以降興味を持って見ている若手の建築家。
西澤さんは青木事務所にいた頃に担当された青森美術館について僕が書いたブログの記事にコメントして頂いて勝手に親近感を感じたり。
トークショーは自分が考えていることややりたかったことをまとまらないながらも丁寧に言葉を選びながら話す長坂さんの言葉を中山さんが拾って西澤さんが例えを交えて翻訳するという図式。
あまりに言葉が出てこないので正直長坂さんが一人で臨んでたらブーイングが出てたのでは?って感じだったが二人がいたおかげで少なくともその場のキャラクターが際立ち逆に面白くなったような、そんな感じ。
建築家の方が人前で作品を語る時に「カッコいい」って言葉を用いることが新鮮だったし好感が持てた。
リノベーションと言ってしまうとありふれたものに聞こえてしまうけどスキーマの一連のリノベーション作品は壊しながら考えることによってのみ発生する細かな局面ごとの決定や取捨選択がいくつも行われている手垢のあとが完成した空間の写真を見ても感じられる。
中山さんの指摘で(レコードに例えた「A面:売れ線、わかりやすさ」に対し「B面:実験的、売れることを考えてない」)長坂さんはこれらの仕事をB面と捉えているけど、自分はドA面だと思う、と。
これは僕も全く同感、もう少し上の世代から見るとやっぱりB面なのかなとも思うけどこれを聴いた瞬間にA面と思って自然に受け入れ心奪われる感覚は自分達の世代のものだと思うし大切にしないと。
おそらく長坂さんは自分の感覚だけを頼りに出来上がったという過程があったからB面と捉えているんだろう、結果ではなくて。
最後にメモ、話に度々出てきた岡田利規さん、今度見てみよう。
今キヨシと考えている住宅もある種リノベーションと呼べるようなもので、まとまったらここでも話したいなと思っています。
夜はリカッぺの誕生日祝いに2年前の誕生日にも利用したAW Kitchenへ。
2年前は謎の胃痛であまり食べられなかったけど今日はたくさん食べて満足、とうもろこしのパスタはもっと食べたかったな。
以下写真。
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