Architecture of Terunobu Fujimori and ROJO
5/12 (SAT)
オペラシティアートギャラリーで開催中の藤森建築と路上観察に行ってきました。
昨年のヴェネチアビエンナーレ建築展のディレクターを務めた藤森さんの帰国展。
とっても面白かったです。
展示してある左官仕上のサンプルに触れることも出来るし、路上観察学会(このメンバーがみんな強烈。)による研究発表も見ることが出来るし盛りだくさんの内容。
展覧会のタイトルに”建築”と入っていて敬遠するヒトも多くいると思うけどそんなの気にせず是非見に行ったほうがいいと思います。
間違いなく楽しめるから。(笑えるよ。)
いい感じの肩の力の抜け方がとても素敵で、人柄でもあるんだろうと思い僕には到底無理だからもの凄く羨ましい。
本業は著名な建築史家であり東大教授だけど、91年の神長官守矢史料館から建築家として作品も発表されている。
初期の作品はどこか面白く思わず笑ってしまうような作品が多いんだけど、最近作の焼杉ハウスなんかはめちゃくちゃカッコいい。
歴史家として誰よりも実際の建物を見られている氏にとって、デザイン上のプロポーションやスケールを正確に捉えることなど無意識な程簡単に操作出来るんだろうと思わせられる。
伊東さんや妹島さんや藤本さんなどエッジで戦っているヒトたちは同じ土俵で評価されることをどう思うかは分からないけど、僕にとっては彼らの作品と同じくとっても刺激的に見えるし、批評性を備えているように思えます。
高過庵を建てるプロセスを追ったNHKの番組も上映されていてそれもオススメ。
当時57歳だった藤森さん、山の道無き道をどんどん駆け上がっていくからね(笑)。
(ちなみに写真はちょうど1年前くらい実際に行って撮ってきたもの。)
伊東さんの展覧会を見た時も思ったんだけど、靴を脱いで展覧会を見るとそこにある模型なり図面や写真などの作品がとっても身近に感じられるようになる。
この感覚は日本人ならではなんだろうか、美術館にいる意識が少し薄れるというか・・・。
帰りにHMVに行ってUAとヤマンに勧められたBjorkの新譜を購入。
(まあポイントカードが溜まってたからほとんどタダなんだけどね。)
音楽も然ることながら両者ジャケットがものすごくカッコいい。
音楽データダウンロード全盛時代、これならブツを買う価値アリです。
新宿タイムズスクエア内HMVは12F、ここのトイレはちょっとした展望台。
ブレードランナーの世界がそこにあり、得した気分になれますよ。
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