15 September, 2006

Cassina

9/14 (THU)

今日は午後から大手ゼネコンK建設、最高相談役との打合せ。
前のプロジェクトから数えるとかれこれ30回くらいはお会いしているんだけど、何度やっても慣れない。
周りのヒトから出てる空気のせいもあるんだけど緊張するんだな・・・。
基本的には面白いしチャーミングな雰囲気のおじいちゃんなんだけど、たまに鋭い目を見せるから恐い。
そんな時は見事にみんなの背筋がピーンとなるからね(笑)。
今日の議題は外部仕上材、バルコニー手摺断面、エレベーター仕様、ルーフテラスのパーゴラなどの確認、先日行った実験結果の報告、建物の管理について、など。
でもなんとか色々と決定しつつあり、やっと始まるぞー!という感じです。
これからは現場へ行くのが楽しみです。



帰りにCassinaの新作発表会に顔を出す。
このくらいの時期からこういうのが増えてくる。
4月にミラノサローネで発表されたものがそこから更にプロダクトとしての完成を経て、秋には日本でも発表される。
だいぶん時差があるが”プロダクト”だから仕方ない。
ファッションの世界とも共通しているが、プロトタイプから製品になるまでの流れ(製作工程、精度の問題など)、バイヤーが入荷する製品をチェックする過程(マーケティング、ノルマの問題)を確実に踏まなければいけない。
小さな椅子でも下手をすると建築が出来上がるよりよっぽど多くの時間と多くの人間を要する。

少し話が逸れたけど、カッシーナというのはイタリアの高級家具メーカー。
日本ではカッシーナ・イクスシーという会社が自社のブランドも展開しながら運営している。
2年程前に惜しくも若くして亡くなられてしまった名物社長の武藤さんという方が立ち上げた会社。
僕もある家具の開発の時に何度かお目にかかったことがあるんだけど、とてもいい雰囲気の方だった。
(聞こえは悪いかも知れないが、とても社長には見えない、型破りな感じ。)

ここのパーティーはいつものことながらお客さんがみんなお金持ちに見える、実際そうなんだろうけど。
なのでさっさと見て回ってそそくさと出てきました。
今年はミラノサローネに連れて行ってもらえなかったので実物を見るのは初めてのものばっかりだったけど、全体の印象としてはまあまあといったところか。
新作よりも名作家具であるコルビュジェのシリーズが復刻版として新しく出ていたのに注目。
カラーバリエーションが増えただけと言ってしまえばそれまでだけど、やっぱりかっこいいわ。

こんな色は昔の写真でしか見たこと無い。
真っ黒バージョンもあってそれも渋かった。

こんなこじんまりしたジャズバンドもいたり。


事務所に帰る途中、青山通り(R246)から赤坂方面を見る。


またまた表参道では話題のプロジェクトが。
シャネルが入っていたビルを壊して今度はMVRDVがデザイン監修をやるビルが出来るみたい。
(よーく見るとユンボがキリンさんの模様になっています。)

どんどん賑やかになっていくね。
でもこの渋谷まで見渡せる都心のオープンエアもなかなか捨てがたい。

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