06 September, 2006

Hayama

9/5 (TUE)
今日は朝から打合せ。
現在進行中の千鳥町にできるマンションのモデルルームについて。
はっきり言ってモデルルームの打合せは退屈。
新しく発見があることもほとんど無いし、色んなものの決定要因が「趣味」の領域であることがほとんどだから。
「趣味」のことだから意見を求められると僕でも選択は容易に出来るけど、反対されても特に議論しようとすら思わない。
それくらい覇気のない打合せです。
でもなんだかんだで全く理解出来ない時にはどうしても譲れず、押し通してしまうんだけど。

事務所に戻って北三の方に千鳥町のための突板(フローリング)のサンプルをいくつか持ってきてもらう。
北三というのはいつも良くしてもらっている木材を扱う業者さん。
突板というのは内装の仕上用に木を薄くスライスしてベニヤに張ったもの、0.3mmくらいのすごく薄いものから5mmくらいのすごく厚いものまである。
(当然厚くなればなるほど値段は上がる。)
今日持ってきてもらった「レオ」と「バンゼルローズ」はなかなかいい。
(どちらもアフリカの材料。)
どうせならもっといいプロジェクトで使ってみたいな・・・。

夕方から別のプロジェクト、「森戸プロジェクト」の照明実験のため葉山へ。
葉山と言えば御用邸で有名な別荘地。
逗子駅まで原宿からだと1時間強、そこからバスか車に乗り10〜20分で葉山。
平日は東京で仕事をして週末は葉山で過ごすという生活は(お金さえ持っていれば)確かに悪くない。
2003年から2005年にかけて担当した「condominium the HAYAMA」がきっかけでこの辺りは本当によく訪れた。
こんなことでも無いとなかなか馴染みの無い土地、こういう仕事をしてて良かったと思えるうちの一つかも。

「森戸プロジェクト」というのは同じお施主さんから依頼されたもので、4戸の住戸とオーナー住戸、計5戸の集合住宅。
建物としてはそれほど大きくないが各住戸平均50坪程(約165㎡)のなかなか贅沢なもの。
かれこれ基本設計、実施設計を1年半やっていた。
やっと今月、現場に乗り込んだばかりのプロジェクト。
森戸神社の鳥居をくぐったところに敷地があって目前には相模湾があるという、なかなか珍しい敷地条件。
(この神社、なんとあの源頼朝によって創建されたらしい!)


相模湾、遠くに灯台(通称:裕次郎灯台)と鳥居が見える。


この防波堤のすぐ上に住戸のバルコニーが出来る予定。

潮風受けまくりの厳しい条件だけど、気持ちよさと絶景には代えられないのだろう。
お金持ちは清掃やメンテナンスは自分でしないだろうしね・・・。

今回の照明実験は、海外のリゾート地でよくやっているように海に向かって大きな照明をするためのもの。
現場の方が実際に設置する位置、高さに足場を組んでくれていた、ご苦労様です。


とても大きな照明で収容所なんかにあるサーチライトみたい。

この器具はドイツの照明メーカー、ERCOのもの。
光源はCDMというものでセラミック発光管を使用している。
石英管を使用した従来のHIDに比べコンパクトかつハイパワー、長寿命の優れものです。
まあ高いけどね。

実験の結果としては、まあまあかな。
正直僕はそんなに必要性は感じなかった。
でもやってみるまで分からなかったことばかりだったので収穫はあったのかな、と。

帰り、大船で乗り換える時にリニューアルされていた改札内店舗群をのぞくと、輸入物の美味しそうなお菓子や食材を置いてあるお店が。
思わずレトルトのカレーを大量に衝動買いしてしまった。
これは食べるのが楽しみだ。

左上から時計回りに、
・ジャワ風ココナッツカレー
・キーマ(鶏挽肉)カレー
・カッテージチーズ&バターカレー×2
・タイで食べたタイカレー(イエロー)
・タイで食べたタイカレー(レッド)
・サイゴン風チキンカレー
・チキン&ポテトカレー

あとで気づいたけどチキンばっか。
タイとかインドでは牛肉や豚肉はカレーに使わないのだろうか。

今実家から送ってもらった讃岐うどんもあるから、ウチの食事情はかなり充実しております。
先ずは明日お米を買わないと。

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