11 June, 2007

Dainipponjin


楽しみにしていた公開から1週間が過ぎてやっと観ました。
公開までの間これまでに無い程のメディアへの露出、それをほとんどってくらい読み漁っていたから僕の言葉で感想を表現することは難しくなってしまっているんだけど根底にある哀しさはやっぱり感じられて痛いのを笑う快感を味わえた。
ただメディアの煽りにも影響されてたのかもしれないけど「映画を撮った」ってことを意識し過ぎていた感は否めない。
始まって最初の20分くらいが思っていた以上に「映画」の空気でそこに巻き込まれてしまったけど、監督が言っているようにテレビの延長ってことを頭に置いて観ればもっと楽だったかも。
フリや伏線に対する答えが几帳面でキッチリしていることを監督は「分かりやすい笑い」と言っていたのか、と観ながら思ったけどそこではやはり図ったようにように笑いが起きていた、でもこういうのって家でリラックスしてゲラゲラ笑って観たいかも。
他人の誘い笑いや「わかってるんだぜ」的な笑いは盛り上がりかけている気持ちをけっこう冷めさせられるから。
(ああいうところでバカ笑い出来るヒトとは友達にはなれないな、たぶん。)
ともあれさすがにいい仕事してました。
ごっつにしろVISUALBUMにしろ完成度が高くしっかり笑える作品をいくつも作っているんだから表現が映画になったところですべるわけないよね。
これまでの作品のテイストも入れてしっかり(半ば強引に)完結させていて楽しめました。
次回作が既に楽しみです。

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