建築ノート No.03
7/21 (SAT)
早朝6時に起きて葉山へ。
例の森戸の竣工写真撮影。
いつもお世話になっているナカサさんと現場で会い色々テストしてみたけど天気が悪くて今日は中止に・・・。
何となく嫌な予感はしてたけど・・・。
気持ちを切り替えてギャラ間でやってるアルヴァロ・シザ展へ行くことにした。
模型と図面、わずかな写真の展示ばかりでやや退屈だったけどインタビューの映像が面白かった。
僕の勝手なイメージではコンピュータを設計に持ち込むことについては反対してるのかな、なんて思ってたけど全く逆でかなり前向き、メリットを的確に言い当てていました。
「設計の過程でスケッチを描くことについては?」の問いには「困難な仕事からのエスケープ、心の解放」と言う言葉で表現していたのが素敵で印象的。
話は少し逸れるけどスケッチと言えば昨日中山英之さん(非ABブラザーズ)が出ている建築ノートを読んで凄く面白かった。
中山さんと言えば伊東事務所に所属しながら発表した処女作「2004」(リンク先の彼のwebサイトで見ることが出来ます)がいきなり超話題作、とっても素晴らしい若手建築家。
「2004」はここ最近僕が見た住宅の中でも1,2を争う程素晴らしいと思う。
彼が鹿島賞を受賞したSD REVIEWは僕も見に行きましたが、通常の建築家とは全く違うタッチのまるで絵本のようなスケッチに驚かされました。
設計を進める過程でも多くのスケッチを書かれていたそうで、いくつか誌面に出てたけどどれも本当に素晴らしいです、是非手にとって見てみて下さい。
彼も伊東事務所と自分のプロジェクトの両立の中、考えるスピードに合わせられるのはスケッチしか無かった、また事務所で長時間拘束されるスタッフを楽しませるため、とも。
話を戻して・・・ギャラ間を出て数分歩いたところにある新国立美術館でスキン+ボーンズ展-1980年代以降の建築とファッションを鑑賞。
建築に関してはそれほど深い解説は無く、どちらかと言えばファッション寄りの内容だったように思えた、コンセプトをじっくり眺めて初めて面白いなと思えるものはいくつもあったけど何も考えずパっと見ていいな、と思えるものは面白いくらいに好きなデザイナーの作品ばかりだったのが印象的でした。
ハコに関しては・・・ここは美術館では無いな、美術館とは呼びたくないな、という感じ。
前にも少し触れたけどここはコレクションを持たない大型の貸しギャラリー。
空気というか受ける印象としては東京ビッグサイトや国際フォーラムなどの展示場と同じ、雑誌なんかに掲載されている図面を予め見てある程度想像していたけど、ここまでつまらないプログラムだとは思ってもいなかった。
見所はファサード、中の逆円錐のみ、モノとしてとても完成度は高いし感心したけどあくまで施工レベルの話。
こんなモノをホットでエキサイティングなエリア六本木(笑)に作った罪は深いと思いますよ、僕は。
こじんまりひっそりと運営している先述のギャラ間のほうがよっぽど存在価値があります。
シボネが運営しているミュージアムショップは幅広いセレクトで面白かったです。
帰りにヨドバシで店員さんにしつこくレンズのレクチャーを受けて帰宅。
アジアカップ、オーストラリア戦を観戦。
高原ついに覚醒か?と思ったけどまだまだ消えている時間も多いですね。
相手が1人退場になっても勝ちきれないのがもどかしかった。
結局延長戦の途中で力尽きて寝てしまいました。
ニュースで結果見てホっとしたけど、これじゃ結局いつも通り川口の神降臨に頼ってるだけですね。
PKになったらどう考えても日本が負けるパターン、オシムも言っていたけどゲーム内容で勝っていたチームはPKで負けることが実に多い。
川口は大舞台になると必ず神が降りて来る、これまでに何度となく見てきました。
高原が同点ゴールを決めたときに喜んでいた川口の姿に感動させられました。
そんな中予選を苦しみまくっていた韓国はイランに勝ったり、あのチームはいつも不気味、決勝まで行くとたぶん相手は韓国。
日本と対峙した時の韓国はかなり強敵、正直勝てる気がしないです・・・。
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