11 March, 2006

派遣社員。

最近ずっと進めていた医院の仕事が電気容量の問題が発覚し難航。
最近の建物の場合通常60Aくらいあるんだけどそこは20Aくらいしか割り当てられていない。
医療機器だけで30Aくらいになるから今のままだと無理。
容量自体を増やすことも出来るんだけどもなかなか大掛かり&かなりの出費。
どちらにせよ急いでいるから来週すぐにでも決定することだと思うけど。

今日は結構久しぶりに建築の現場に行った。
小さい時から馴染みはあるからあの鉄筋と砂利と木の混じった匂いは懐かしい。
仕事から帰ってきた親父の手の匂いと同じ。

三軒茶屋のマンション(地下1F地上4F)なんだけど今は地下のコンクリートの打設が終わって1Fの型枠工事がほぼ終わったところ。
事務所や施主と細かい打合せをしてる時も面白いんだけど、いよいよ後がなく今ここで決めないといけないという逼迫した状況での打合せはやはりエキサイティングだと思う。(内容は別にしても。)

エントランスの部分。


鉄筋が凄い密度で立っているのは壁柱。この建物は壁構造といって通常の柱、梁で組まれているのとは違って少し分厚い壁(t=300)が構造体となっている。インテリアの壁や天井に柱・梁が見えてこないから小・中規模のRC造の住宅なんかはこれが多い。300角の柱がくっついて立っているイメージと言えばわかりやすいのかな。


昨今話題の「鉄筋減らせ」事件はこの構造でやってしまうとさすがに現場監督も気づくだろう。ごまかしが効かない。


向こうに見えるオレンジの板が型枠。組んだ鉄筋をこれで囲んでいるところに生コンを流してRCが出来上がる。型枠もこういう通常のコーティングしたものから杉板や波板のように表情のあるものまでいろんな仕上げが出来る。


クレーンってなんか、カッコいい。哀愁。

事務所に帰ってボスから面白い話を聞いた。
ある外資系高級ホテルが日本進出にあたり英語堪能、ホテル建築担当経験有りのなかなか難しい条件の建築士を探しているらしい。
各企業、派遣社員を多く抱えているがチーフアーキテクトが派遣社員というのは聞いたことがない。
大きなコンペを勝ち取った事務所にその仕事を狙って腕っぷしに自信のある野武士たちが殺到する話は聞いたことあるが。
その仕事が終わると抜けて、独立っていうパターン。
まあプロジェクト単位で働くってことは同じなんだけど。
入れ替わりが激しい業界ではこういうようなことはよくあるんだろうか?
最近よく分からなくなっていたけど派遣社員ってまさにそういうことのための存在なんだよな。

今日もウチにヤマンが来た。
なんでも最近バガボンドを読んでいるらしい。
オレも15巻で止まっているから今度の給料が入ったらまとめて買おうかな、と。
あとヒロシ君のブログで気になってamazonで買ったヤマンも買ったらしい。
感想はまた後日。
井筒監督が今日はジョージ・クルーニーにご立腹。
オレもあまり好きじゃない。

3 comments:

Anonymous said...

テスト

Anonymous said...

テスト

Anonymous said...

うちでも30Aだよ〜。診察中にブレーカー落ちたりして、笑い事じゃないか。写真を見て、うちの実家が出来るまでのこと思い出したよ。
本面白そうだね。ヒロシさんこういうの読むんやね。感想聞かせてくり。図書館にあったら借りてみよう…。ちなみにOS9で文字化けしちゃってコメントするの随分遅くなってしまったー。毎日チェキるピョン!