29 March, 2006

森山邸

今日事務所にスチールデザインという社団法人日本鉄鋼連盟という難しそうな名前の団体が半年に一回のペースで出版している雑誌と呼ぶにはボリュームが無さすぎる小冊子が届いた。
今回の特集は「森山邸」(設計:西沢立衛建築設計事務所/構造:ストラクチャード・エンヴァイロメント)。
建築用途は賃貸住宅(3戸)と森山さんというオーナーとその幼なじみの専用住宅の計5世帯が入る住宅。
鉄鋼連盟が取り上げるくらいだからもちろん構造は鉄骨造なんだけどいわゆる柱、梁が鉄骨になっているものではなく、外装の仕上にもなっている鉄板が構造体の鉄板構造。
1月末にタッチンと実際に見に行ったんだけど外から見ると鉄板を溶接で接いでいるとは思えない程フラットな仕上に驚いた。
(その時偶然設計者の西沢さんを含めいっぱい人がいたから、オープンハウスやってるわ、と思いずかずか入っていったらなんかみんなが不思議そうな顔で見てくる。
しばらくすると西沢さんが『誰かのお知り合いですか?』って聞いてきた。
話を聞くとどうやら身内でのパーティーだったらしくかなり失礼。
でも『ゆっくり見ていってください』って言ってくださり感じの良いヒトだなという印象を持った。)





従来、建築家というものは建築に絶対に必要な構造体を薄く見せたり、細くしたりして消そうとする傾向にあるんだけれど、この構造は外装材自身が仕上材であり構造体として自立する。
しかもRCの壁構造に比べると断然壁が薄い。
通常このくらいの大きさの建物だと、RC壁構造なら厚み=250mmくらい必要なんだけどこの場合16mm!
同じボリュームの建物だと中が随分広く感じるし壁が薄いという事は心理的に外と繋がっている感覚が持てるだろう。
もちろん施工精度が問われたり色々な苦労はある訳だが構造体が出来上がったときは仕上も同時に出来上がっている訳だから効率はいいように思える。(通常構造体を組み立ててその後外装仕上材を張り付けていく。)
とても可能性のある構造であると言える。

この構造自体は最近伊東豊雄さんを初め、伊東スクール出身の建築家の間では多少違いはあれど、流行している模様。(妹島さん、ヨコミゾさんなど)
長所についても随分前から理解しているつもりでいた。
しかしこの森山邸が他のものと違ったのはその建ち方(在り方)である。
ふつうにやると下に賃貸住宅、上にオーナー住宅という形式になると思う。
しかしそうすると周辺の環境に対してとても大きなボリュームの建物が出来てしまうので、それを嫌い、色んなボリュームの建物を計10個配置している。
そうすることにより、各建物の間に空き地が生まれ共有の庭となったり路地となったりするわけで、周辺の街に対して開かれたものとなり関係性が出てくる。
1つの敷地に無関係のヒトが住む事に対して昔の地域社会のように隣に住んでいるヒトに会うと挨拶出来るような状況を提案したかったと設計者は言う。
プライバシーや防犯性に関しては、閉鎖的なことによるプライバシーの確保を売りとするマンションとは全く逆のアプローチである。
自分の実家の事を思い出すと隣の家が多少うるさくてもムカつかなかったし、鍵をかけずに少しくらい外出しても近所のヒトが見てくれているので不安も無かった。
ウチの木が伸びてくると隣のヒトが切るのを手伝ってくれたり。
そういうコミュニティの形成を目指しているんだろう。
壁が薄いという事はこのことにもとても役立っているようにも思えるし、目指すものと建築自体がとてもバランスが良い。
都心の高層マンションではさすがに無理があるだろうけど、僕が住んでいるような小さな集合住宅の在り方としてはとても新しい提案のように思えた。
この提案こそが構造というエンジニアリングからの視点以上に、建築家として街、環境を良くするという目的の上でやりたかった事なんだろうと思う。

そしてもう一つ面白いのは、返済が進むに従って、ゆくゆくは森山さんとその友達だけの専用住宅になること。
その特殊な要件に対しても応えられている。

みんな嫌うかも知れないけど、ある種の発明のようなものだからパクったとかパクられたとか言わないで、今後積極的にこの分棟式集合住宅を採用して欲しいな、と素直に思う。

反面、ありきたりの対応で大量生産を繰り返していた耐震偽装問題の中心人物である姉歯さんの奥さんが自殺したと聞いて、とても悲しい気持ちになった。
細かい事は何も分からないしこれについて何にも書く気は起こらないけど、大量の被害者のいるこの事件の中で、最初の一番大きな被害者が出たことは事実。

28 March, 2006

荷物

今日は一日気分が冴えなかった。
月曜日というのはいつになってもこういうものだ。
気にしない。
夕方くらいに終わらそうと思っていた仕事が結局一日かかってしまい完全なペース配分ミス。
最近自分で思っていた以上に早く終わらせることが多くなったが(今日のような)逆もたまにある。
今日のは多分にメンタル面からの影響だと思われる。

一段落ついたから22時前に事務所を出る。
帰りの電車は新しい携帯のデフォルトでついているSim City。
コツをつかむとなんてことのないゲームだが原因不明のUFO襲来はただ泣きながら去るのを待つしかない。
一生懸命作った街を壊されるのって悲しい。
新しくした携帯、今のところ大きな不満もなく気に入っている。
それにしてもみんなよっぽど鬱憤がたまっていたのかこの前のblogのタイトルのおかげでアクセス数が一気に増えた。

帰りにサミットでお買い物。
お手軽に野菜炒めでも作ろうかと。
お会計を済ませ、外へ出てタッチンからのメールに気づく。
「豚ばらの荷物を作った。」
????・・・まあすぐ分かったけどね(笑)
もっと早くメールに気づいていたら家に直行したのに。

家に帰ると自分の部屋では嗅いだことのない家庭的なスメルが。


タッチン特製「大根と豚バラの荷物(もとい煮物)!!」
うまかった!
いい感じにくたびれたオヤジが一人でやってる小料理屋に置いていそうな感じ。
今日買った野菜を無駄にしないように今度はオレが野菜炒めを作ろう!
家に帰ってくると冴えない気分は吹っ飛ぶ。
タッチンはもはやウチにいることが馴染みすぎている。
もともと引きこもり資質大アリなんだけど家で寝る前にダラダラ本読んでる時が楽しい。

25 March, 2006

ULTRA BRAIN / NEO PUNK


apple/itunes+ipodのサイトを見るとこの画像がトップに出てきた。
itunes Music Storeにて視聴してみたら何やら新しい感じ。
調べてみたらハイスタの難波が新しく始めたULTRA BRAINっていうバンドだった。
ハイスタそこまで好きじゃなかったけどやっぱり才能あるんだな、と。

今ある会社の本社ビルの2F(250㎡くらい)のリニューアルをやってるんだけどウチのボスがやたら「高級感」という言葉を口にするのが耳につく。
「当時(竣工当時、せいぜい5年前)はこういう風に木目があまり見えないのが高級感あって流行ったんですよねー。でも今となっては古くさいからもっと木目がはっきりしたものを使って高級感を出しましょう」なんて言っている。
???である。
会話の中に既に矛盾がある。
何年か後に同じように言われる運命にあることをやるのか・・・。
高級感とかチープとかスマートとか重厚感とか繊細さとかかわいらしさって仕上げ材を選定する以前の納まりや処理、モノ自体がどういう見え方になるのか、で操作するものだと思う。
もちろん逆もあるし素材に合わせたディテールを考えることも重要、でもこの話はその次元までいっていない悲しさを孕んでいる。
インテリアのデザインって多少ファッションの要素があるのは分かるんだけど、ねえ?
なんかやるせない気持ちになった。

今日は仕事が遅くなったから事務所の経費で夜食。


BAPE CAFE!?にてステーキを食らう。

24 March, 2006

スーパーBIGチョコ

スーパーBIGチョコ・・・


世の中にこんなにもうまいチョコがあるのだろうか。
僕は知らない。
ここでの「うまい」というのはコスト対効果(コスト対味、コスト対量を含む)を考えてのこと。
ピエール・エルメとかジャン・ポール・エヴァンとかリシャールなど最近話題のスポットには必ず出店している高級チョコも確かにうまい。
でもどれをとっても、もれなく高いんだからうまくて当たり前。
こちらは50円です。
小、中学生だって大人買いできるくらいの値段!
最近コンビニでもたまに見かけるので見つけたら即買いを激しくオススメします。
(ここのチョコ製品、5月から9月くらいまでは発売してません)
ちなみにこのリスカ、うまい棒なんかも作ってる。
すばらしい会社だ。
僕が執行役員務めるならこの会社で決まりだ。
(リスカってリストカットの略語っていう意味もあるみたい。)
mixiにコミュニティなんかも発見。


そういえば大学生のときココのチョコにもハマったなー。
毎日食ってた。
今はラインナップにも入っていない・・・。
復刻希望!

23 March, 2006

消された一家

昨日のblogでSO902iというタイトルにして文章の中にWBCが含まれていたから、blogを書いていることすらほとんどヒトに言っていないのに異常にアクセス数が増えたからビックリ。
そっち系の詳しいお話を期待して見にきたヒトはすいませんが見ないほうがいいです。

先週この本、「消された一家」を読み終えた。
(この本を読みたいと思っているヒトは読んだ後にでもこのブログを見てください。)


誰かさんのように途中で止めたくなるようなこともなく一気に読んでしまったが感想はほぼ同じ、確かにひどい。
大体の内容は以下参照。

”被害者は妻の父・母・妹夫婦・姪・甥…。「天才殺人鬼」松永太は、一家をマンションに監禁し、「殺す者」と「殺される者」を指示した。彼らは抵抗も逃亡もせず、互いを殺し合った。遺体はバラバラに解体された。ついに妻一人を残し、家族は消滅した—。七人が抹殺された“史上最悪”の密室事件。衝撃のホラー・ノンフィクション。”

正確に言うと指示はしていなくて自主的に殺したという状況を作り上げるのが男のやりかた。
ただ読み終わってもなぜこんなことをしたのか、金のためならもっと他になかったのか、と疑問が残った。
あと最終的な判決を裁判官が下すことにも何か解せないものがある。
というのは、最大の加害者は松永という男で間違いはないのだけれど男と20年間に渡り行動をともにした(もちろん自分の意志ではない)緒方という女がいてその女は自殺することすら許されず自分の家族を殺した。
判決はどちらにも死刑判決が下った。
日本の法律からするとまあ妥当なのだろう。
しかし納得のいかない自分もいる。
著者もDV被害者の心理状況や逮捕後反省している緒方の供述による真相の早期解明の経緯を考慮すれば情状酌量の余地はあると思っていたらしい。
要は死刑よりも重い刑がないことが納得出来ない理由の一つだと思う。
この場合比較の問題ではないと思うが松永と緒方の刑が同じということが解せないのだ。
それにこの罪を犯した犯人を殺して裁くということを被害者が納得するとは思えない。
死ぬことを許されないまま苛められ続けた結果、死んでいった被害者が。
でもいくら考えてもこのヒトが犯した罪以上にダメージを与える刑って思いつかないんだよな。
どちらにせよ死刑以上の罰ってあってもいいと思うんだな。
じゃあ死刑は肯定的?って思われるけどなんとも言えません。
死刑廃止という意見は思っていた以上に多い。
確かに死刑という罰が犯罪抑制能力を全くもたないケースは多々ある。
自爆テロなんかは死にながら殺すのだから最たるものだと思うけど、中途半端な罪を犯して生きて償うよりもいっそ死刑になる程の大きな罪を犯そうっていう思想に至る助長になり得てしまう。
結局死ぬのが怖いと思っているヒトが考えたものなんだろうね。
なんか支離滅裂だけど興味があったら読んでみてください。
地下鉄サリン事件とこの事件の判決(内容)が同じってことに疑問を感じるヒトは、これを読んでも僕と同じようにすっきりしない思いが残ると思います。

22 March, 2006

SO902i

昨夜、朝方まで「NANA」の15巻を読んで寝たのに意外に早く目が覚めてWBC観戦。
いやあ、なかなか凄かったね!
オリンピックでは全然ダメだったことを考えるとイチロー効果というのはたぶん凄いのだろう。
あとは王さんと中畑の違いかな??

観終わってタッチンとDoCoMoへ。
色々とイライラすることがありつつも無事新しい携帯へ。
なかなかいいんだけど色んな機能があって???ってことも多々あり。
やっぱり3年近く経つと携帯は進化しているんだなと実感。


仕事の前にタッチンと行った店。(靴を修理してくれるお店)

最近見つけたんだけど色んなことにこだわっている。
外苑西通り、神宮前3丁目の交差点付近にあるんだけどまるでここだけロンドンのようです。

21 March, 2006

嵐。

3/19(SUN)AM6:50
午前中調布にあるミズノフットサルプラザにて行われるフットサルの大会に参加するためさっき(4:30くらいだったかな?)までダラダラ起きていてやっと寝付けたのにもう起床。
さっさと準備を済ませてタッチンとともに出かけようと思ったら雨。
前回も雨だったな、と憂鬱な気分で歩き出す、とすぐに雨は弱くなりバスに乗って狛江駅に着く頃には止んでいた。
普通の人は休日にこんな早起きはしないだろうから今日一日中僕とタッチンが傘を持っていることを不思議に思うんだろうな。
このバスはなかなか便利。
この日初めて利用したんだけれどサッカーの時は毎回使うことになるかも。
着いた時はとっくに開始時間を過ぎてたけど運良く僕らのチームの試合時間はまだだった。
さっさと用意していざ試合!となったのだが身体が重い。
しかし何にも不思議ではなく毎回のこと。
いつも3試合目くらいまでは全くお話しにならないくらいに身体が動かない、そしてスタミナがすぐ切れる。
予選リーグが3試合終わって1勝1敗1分だったのだがなんとか決勝トーナメント進出。
決勝からはだいぶんいつもの感じにみんな近づいてきて楽しかった。
あれよ、あれよと決勝へ。
しかし負けた・・・。
今日はいつもキーパーをやってくれているクボッチが最後の日。
転職のため福岡へ。
なんとか優勝したかったなー。



お別れ会を兼ねて昼メシ、準優勝の賞品の「いねや」お食事券を握りしめ。
東京での友達ってほとんどいないからサッカーで会う彼らは未だアキちゃんの同僚という域を超えていないかもしれないが貴重な存在だったのに、知り合って2年も経たないうちにお別れだ・・・。
その後は調布駅へ、ヤッサン、アキちゃん、タッチンとお茶。
調布パルコの中にあるカフェでケーキを食べながらおしゃべり。
女子高生のようである。
昔からの友達と喋るのはなんにもカッコ付けなくていいし、いい感じにだらだら出来るから安心するんだな。
サッカーの後のこの時間は毎回同じようでいて貴重な時間なのだ。
今度みんなでドライブでも行きたいね!

昔からの友達といえば金曜日(17日)に中学の同級生で東京に来てるヒトを集めた同窓会みたいなのに参加した。


あまり時間がないのとあまりにも久しぶりすぎてまとまる前に終わってしまった・・・。
今度はもっと話せるし盛り上がると思うのでまた近いうちにやりたいね。
ただ一つ!アキちゃんへ。今度はもう少しオレらの生活レベルに合わせたお店のセレクト頼む!

3/20(MON)
特に何にもナシ。
久しぶりに忙しく週末を過ごしちょっとだけ体調が悪い。
普段から仕事を忙しくしておいたらこれくらいはなんてこと無いんだけど最近以前程忙しくないからかな。
今日本格的に始まった仕事の打合せが早くも水曜日に決まり明日(春分の日)は出勤決定!やっほー!
明日やっと携帯の機種変更。
もう既にsonyさんのこと嫌いになっております。

16 March, 2006

ここ2日間

3/15(WED)AM6:30
爆睡中、ナオさんからのコールにて目が覚める。
僕がこっちに来てから初めて東京に遊びにきた。
電話で駅からの道をナビ。
面倒だったが近所まで迎えに行った。
顔を見た瞬間少し嬉しくなりだいぶん気持ちが落ち着いた。
相変わらず外はうねるような寒気。
仕事に出る時間になり一緒に家を出て明治神宮前で一緒に降りた。
少し案内して僕は仕事へ。


昼に再会。一緒に飯を食う。
東京タワーに上るか六本木ヒルズに上るか迷っていたので六本木ヒルズを勧めた。
あそこの展望台ってゆったりしてるし東京タワーよりのんびりできるんだよね。
海抜高さはほぼ同じくらいかな??
仕事が終わってナオさんを事務所に招いて簡単に仕事内容を説明した。
その後タッチンと合流、アキヒトと会うため新宿へ。
卒業式シーズンのせいかどこへ行っても居酒屋関係満員御礼。
少しだけ高そうな中華へ。
高校生の時も大人になっても、地元にいる時も東京に来てからも話す内容ってさほど変わらないものです。


それはつまり、楽しかったということ。
すごく自己中心的、楽観的な希望としては自分の好きな人はみんな東京にいてほしい。


ナオさんの観光の一環として歌舞伎町へ見学。
あそこは毎度最初は面白いんだけど怒濤の客引きにより最後は不機嫌になってしまう。
その後、昔からゲイ疑惑の絶えないナオさんを喜ばそうと2丁目散歩。
こっちは最初から気分悪い。
身の危険を少し感じつつ奥へ、奥へ。
どんな格好、立ち振る舞いをしていようが”ソレ”に見えてしまう。
偏見ですがしょうがない。危機管理能力が働いているもので。
でも新宿は色んな意味で男のための街なんだなと実感。

帰りの駅にてなかなかハードコアな中年発見。

女子高生風のニットinシャツにカットオフジーンズにハイソックスを合わせるというなかなか巧みなコーディネートにヤラれた。
なんとか一緒に写真を撮ろうと話しかけてみるも完全無視。

帰ったらガス代を止められたヤマンがウチに風呂を入りにかわいいチェックのパジャマ姿でやってきた。
さすがに遅かったし次の日仕事なのですぐ帰宅。

3/16(THU)AM8:00頃
朝風呂に入って仕事だというのにゆーっくり準備してナオさんを案内するため仕事を休んだタッチンを含め3人で家を出る。
仕事場に着いたらお客さんが来ててしっかり打合せは始まっていた。
少し反省。
今日はK建設にて打合せ。
こことの打合せはかなり内容が濃い。
ボーッとしてたら置いてかれちゃう。
あんなベテラン達の中にこんな若僧が混じって議論出来る環境はさすがに恵まれているんだろう。

終わって一回戻ってタッチン、ナオさんと原宿にて合流。


雨の日はヘッドライトがキレイ。

今日は大人しく家に帰ってカレーを食らう。


今日はナオさん最後の夜。

面白いものを見つけた。
これは凄い。


ドイツワールドカップのメインスタジアムのアリアンツスタジアム。


設計は青山プラダとかで有名なHerzog & de Meuron。photo by タッチン

LEGOって教育にいいよな。(特に建築、デザイン系の。)
子供が出来たらいっぱい買ってあげられる親父にならないと。

14 March, 2006

UDON

最近ずっとやってた医院の仕事が11日に書いた理由によりやはり中止に。
また物件が見つかるまで待っていなくてはならない。
こういうことってアリですかね。
こっちは最初からそれを気にしていたにも関わらずなかなか返事がもらえず、やっと不動産屋に乗り込んで打合せした時に問題発覚。
不動産屋って服や本を扱う仕事じゃないんだからもっといろんな知識を持ったヒトの適切な対応があってもいいんじゃないかな。
実際お施主さんは手付金として2ヶ月分を支払済らしい・・・。
物件は六本木ヒルズのすぐそばと言えば誰にとっても楽な金額ではないことは容易に想像がつくだろうか。
医院を開業することくらい伝えているんだから全くもって未然に防げたことである。
東京は色んな職業のアマチュア化が進んでいる。
アマチュアに頼るしかないのか、プロ扱いされているヒトの考え方が甘いのか。
深刻。

今日は週末に食べたカレーを改良しようと思ってサミットへ。
最近は凄い数の多種多様なカレーがありますね。
みんなカレーが好きなんだなと顔がほころぶ。

トマトと豚バラ、バターと牛乳を追加して出来たのがこれ。

旨かったー。
最近昼夜問わず異常にカレーを食っているような気がする。
平均週4回は食っているな、たぶん。
夏になるといよいよカレーの匂いの汗が出てくるかも。

カレーの他に好きなのはうどん。
踊る大捜査線の本広監督は香川出身らしく前に小泉孝太郎の番組でうどんツアーのガイドをやっていた。
その時にうどんをテーマに掲げて、映画を作るってマジな顔して言ってた。
そんなこと忘れてたらコレが目についた。
内容はどうでもいいけど映画がヒットしてうどんブーム再来&安くて旨い讃岐うどんが食べられるお店が増えることを祈っています。

で、web見てみたらこのヒトもカレーが好きらしい。
カレーとうどんって通ずるところがあるのかな?
これは研究の余地アリ、だな。

13 March, 2006

依存症。

今日は携帯を持って行くのを忘れた。
この前調布に行く際久しぶりにiPodを聞きながら行ったらなかなか調子が良かったので今日もと思い持って行った。
あとこの前買ったも持って。
普段仕事に行く時はタバコと携帯くらいの極力少ない荷物なのでこういう時は何かを忘れる。
今日は携帯を持って行くのを忘れた。

それに気づいてからは何か落ち着かず持っていないのにポケットの中を捜してしまったり・・・。
すっかり依存症である。

昨日は日テレでアーセナル対リバプールの試合をやってたので4時近くまで見てしまい終日眠かったから19時になると同時に帰った。
20時前に家にいるのなんて何年ぶりだろう。

今日はカメラも忘れてた・・・。

伊東さんのコレ。設計が進みリアリティを持ったほうがコンペ時より迫力が増した気がする。

12 March, 2006

助っ人。

今日はアキちゃんから電話がかかってきてフットサルの助っ人に呼ばれた。
30分後には試合開始とか言っている。
ウチから調布まで約9km・・・絶対に無理なのでそれなりに急いで用意してチャリンコを飛ばした!
着いた頃にはもうかなりバテていて大変だった。
でも勝敗をあまり気にせず緩く出来たのでそれなりに楽しかったよ。ありがとう。

帰り道にある調布駅前の交番by妹島和世


その後ヤマンと会って(最近よく会うな・・・。)谷中のギャラリーへ。
もともと銭湯だったこの建物は下町の風情ある外観はそのまま残っている。
というより町全体がなかなか良い雰囲気があるという印象。
昔ながらの和菓子屋やせんべい屋、喫茶店などが色んなところにあったりして。


目的はこれ。


中は撮影禁止だけどまあバレないだろうと思い撮っていたらヤマちゃんがバレて怒られていた。
宮島さんの作品は直島で実物を見て以来好きになったのだがその後原美術館やここで見るもやはり直島が一番面白い。
あれはたぶんいろんな体験があっての作品だからなのかな?

その後は上野散策。

安藤流リノベーション。


噴水。


成城で見つけた渋い表情の大人しいわんこ。


めっちゃくちゃ久しぶりに来た誰かさんの部屋・・・混沌。
凄いですよね。
毎回、毎回どんどん凄くなってる。
トントンとも初対面を果たした。
少し疑っていたけど噂通りの元気っぷり。
写真はあんまり上手く撮れなかったのでまた次回。
ヤマンへの返答じゃないけどアートはいろんな意味で生ものだと思うよ。
ネットや雑誌で見たものと本物では全く印象違うから。
作品そのもの以外でパッケージングすることは難しいし、あるとしたらその方法はアーティストが考えることでもないと思うんだな。

11 March, 2006

派遣社員。

最近ずっと進めていた医院の仕事が電気容量の問題が発覚し難航。
最近の建物の場合通常60Aくらいあるんだけどそこは20Aくらいしか割り当てられていない。
医療機器だけで30Aくらいになるから今のままだと無理。
容量自体を増やすことも出来るんだけどもなかなか大掛かり&かなりの出費。
どちらにせよ急いでいるから来週すぐにでも決定することだと思うけど。

今日は結構久しぶりに建築の現場に行った。
小さい時から馴染みはあるからあの鉄筋と砂利と木の混じった匂いは懐かしい。
仕事から帰ってきた親父の手の匂いと同じ。

三軒茶屋のマンション(地下1F地上4F)なんだけど今は地下のコンクリートの打設が終わって1Fの型枠工事がほぼ終わったところ。
事務所や施主と細かい打合せをしてる時も面白いんだけど、いよいよ後がなく今ここで決めないといけないという逼迫した状況での打合せはやはりエキサイティングだと思う。(内容は別にしても。)

エントランスの部分。


鉄筋が凄い密度で立っているのは壁柱。この建物は壁構造といって通常の柱、梁で組まれているのとは違って少し分厚い壁(t=300)が構造体となっている。インテリアの壁や天井に柱・梁が見えてこないから小・中規模のRC造の住宅なんかはこれが多い。300角の柱がくっついて立っているイメージと言えばわかりやすいのかな。


昨今話題の「鉄筋減らせ」事件はこの構造でやってしまうとさすがに現場監督も気づくだろう。ごまかしが効かない。


向こうに見えるオレンジの板が型枠。組んだ鉄筋をこれで囲んでいるところに生コンを流してRCが出来上がる。型枠もこういう通常のコーティングしたものから杉板や波板のように表情のあるものまでいろんな仕上げが出来る。


クレーンってなんか、カッコいい。哀愁。

事務所に帰ってボスから面白い話を聞いた。
ある外資系高級ホテルが日本進出にあたり英語堪能、ホテル建築担当経験有りのなかなか難しい条件の建築士を探しているらしい。
各企業、派遣社員を多く抱えているがチーフアーキテクトが派遣社員というのは聞いたことがない。
大きなコンペを勝ち取った事務所にその仕事を狙って腕っぷしに自信のある野武士たちが殺到する話は聞いたことあるが。
その仕事が終わると抜けて、独立っていうパターン。
まあプロジェクト単位で働くってことは同じなんだけど。
入れ替わりが激しい業界ではこういうようなことはよくあるんだろうか?
最近よく分からなくなっていたけど派遣社員ってまさにそういうことのための存在なんだよな。

今日もウチにヤマンが来た。
なんでも最近バガボンドを読んでいるらしい。
オレも15巻で止まっているから今度の給料が入ったらまとめて買おうかな、と。
あとヒロシ君のブログで気になってamazonで買ったヤマンも買ったらしい。
感想はまた後日。
井筒監督が今日はジョージ・クルーニーにご立腹。
オレもあまり好きじゃない。

09 March, 2006

at Milano 2005

今日は打合せが長かった・・・。
この前始まったばかりの仕事(小さな医院のインテリア)が今月中には設計を終えて来月入るとすぐに着工、4月末に保健所の検査を終えて6月の頭にはオープンというなかなかの急ピッチ。
まあ明日の打合せ次第では予定が多少前後するかも知れないが。
今日もこれと言って何にもないのでまたまたミラノの写真。



これは昨日も載せたロナン&エルワン・ブルレック兄弟の作品。

滞在してたHOTEL STRAFのファサード。
古い建物の中をリノベーションしたホテル。いいホテルでした。(スタッフの愛想の悪さ以外は。)


室内。

市内からちょっと離れたところにあったミラノでは珍しい現代建築。

この回転ドアは美しい。

ガラスファサードの”いかにも”って感じの説明的な写真・・・。

サローネ(毎年行われている家具の見本市。)会場。こんなでかいとこでやってたらTDWがしょぼく思えるのもしょうがない。

ザ・クサマ

これは棚からのぞいたとこ。

市内街並み

有名なガラス屋根アーケードの裏側。

古いがなかなか端正なファサード。

イタリア最大級のゴシック建築。ドゥオモ内部。

ゴシック様式パターンのドゥオモ内部床。
まだまだ写真はあるけどたぶん今回で最終回。